良くあるご相談、「何が必要か分からない」

2017.08.27

振り返る中で見えてきた、よくあるご相談、よくあるケースもまとめて行ってみる。今回は、前回よりは要望がはっきりしているモノの、具体的な材料の分からないケース。実際にどう対応したかも出してみる。

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要望も、何のために作るかも、はっきりしている

でも、どんな素材を用意すればいいのかが分からない。発注に慣れていない方、そもそも、Webサイトとはどんなものかがピンときていない方、HPの利活用を身近に考えたことが少ない方が、割とタイトルの事例でご相談に見えやすい気がする。

何をするためのHPを作るのかがはっきりしていても、どんな素材を出して、どれぐらいの費用がかかって、どれぐらいの工数がかかるのか、体験したことのない方や経験の少ない方は、中々分かりにくい。印刷物のチラシや名刺を作ったことはあっても、類例もあまり知らないから準備のしようがない、という場合もこういうご相談になりやすい予感。

まずは、「誰に向けたものか」を一緒に考えていく

HPで何をするか、何の目的を果たすために作るのかが明らかになっていても、「誰に向けて作るのか」がハッキリしないままだと、何が必要になるのか、何を用意すればいいのかが不明瞭になりやすい。まず、「誰に向けてHPを作るのか」を一緒に考えていく。

どんなニーズに応えるのか、どんなウォンツに応えるのか。そのニーズやウォンツを抱えた人はどんな要素を気にして、どんな要素なら魅力的に感じるのか。まず、受け取る側の状態を考えていく。

受け取る側の状態だけを考えていても、何を用意すればいいかがハッキリしないので、今の状態だと何が足りないのかも合わせて考えていく。欠けている情報は何か、絶対に必要なコンテンツは何か。魅せたいところや訴求ポイントは何かを一緒に考える。そして、出てきた仮の答えを元に、アウトプットしてしまう。これも、一つ前の記事同様に早々とリリースしてしまって、アクセス解析をかけながら本当にその回答であっているのかどうか、机上の空論になっていないかどうかを検証しながら、大まかな方向性を確かめていく。

「どんな状況に何の情報を見せるのか」を考えていく

「誰に向けるのか」をしっかり考えて、仮のターゲット像、正確にはペルソナを明らかにする。その上で、伝わってほしい理想のペルソナはどんな風に生活していて、どんな状況でHPや相談者のビジネスに触れようとしてくるのかを、具体的に考えて行ってもらう。

どんな想いが「探そう」という欲求のきっかけになるのか。どんなキーワードで探しにくるのか。どんな時間帯、どんなタイミングで探そうと思うのか。どんな端末で探しにくるのか。あるいは、SNSのつながりでふらっと流入してくるのか。どんなコンテンツがあれば購入しようという気持ちにまで持っていけるのか。

いわゆる「シーン」や「シナリオ」を具体的に考えてもらって、その答えを元に必要な情報を整理していく。ずっと出すべき情報は何か、追加で継続的に出していくコンテンツは何がいいかも、一緒に検討していただく。中々一発では答えにたどり着かないし、ある程度「よくあるパターン」は決まっているので、「誰に」と共に呼水代わりのたたき台、仮の答えは用意してあるので、まずはそれを元に「違和感」を感じてもらって答えの絞り込みをかけていく。

あとは、足りないコンテンツと必要な人材とを洗い出す

用意された文章や写真が足りないのならインタビューが必要になるし、デザイン的な部分でディレクションが必要なら人員を調達しなくてはいけないし、少し気の利いたシステムが必要ならそれ用の人材も必要になるし。作らなくてはいけないサイトの企画、原稿や見せ方などをすり合わせて、予算や工数を共有していく。

半ば作りながら、本格的なものを用意しなくても乗り切れると判断すれば、仮のアウトプットを載せていたサイトをそのまま流用し、メールフォーム等で対応できるレベルなら、そのままアクセス解析も走らせながら、文章を軸に表現の見直しを図っていけば十分なものが出来上がる。

最後に、必要なものやパターンが固まれば仕上げに行く

作るべきものを最初から全部固めてしまう、出し切ってしまうと予算が膨れ上がりやすく、企画の想定も大なり小なり外れてしまう可能性を含む。調査に予算をかけたところで、実態と調査結果とはズレることもしばしば。完璧なものを時間をかけて作るよりは、不出来でも少額の予算をかけながら早期にリリースして、アクセス実態を検証しながら必要なものをピックアップする、場合によってはプレオープンの状態で利益を上げていく形の方が、相談者の負担も少なくできる。大きな予算を投じるにしても、ある程度の収益予測を実際に確かめておいた方が怖くないとも思うし。

何より、「ああでもない、こうでもない」とクリエイターが振り回される危険性が減る。赤字覚悟で無駄に走らされて、上手くいかないビジネスをサポートさせられると、クリエイターの出てくるものはどんどんすり減っていく。クリエイターの気持ちもアウトプットも担保しながらいいものを高すぎない価格で作ってもらうには、少しずつ足場を固めていくやり方の方が無難なのかなというのが、作りながら見出した一つの答え。

こちらのケースも、お気軽にご相談を

やっぱり、「どこからお金がかかるのか」や、「いつから契約を結ぶのか」を明らかにしていないので躊躇されるかと思いますが、打ち合わせを繰り返す中で使用や予算が固まってきた時点で、契約を申し出ることにはしています。できれば相談の入り口からご負担なく、また安心してご相談できるような料金体系や契約手順をと思いながら、打ち出し方を長々と模索中です。

スキルや出来上がるものに関しては間違いないものができると思いますので、モニターのつもりで一回使ってみようかなと思われた方は、お気軽にご相談、お問い合わせ頂ければと思います。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2017.08.27

2018.04.29

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