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空振り気味、引きこもり気味な1年
色んな要素はあるものの、ざっくり言えば上の一言に尽きるかな。去年の夏場に茨木市へ転居したこともあるし、同じ時期に、多少関係の太かった取引先を複数見限ってみたり、打ち出し方を迷走したこともあって仕事の本数を減らしたこともあるし。交流会や飲み会に出る回数もグッと絞ったりして、どちらかというと外に出る回数はグッというか、グググっと減らした年になりました。
また、よくよく考えれば最初から望み薄なのは明らかだったかもしれない、見込み違いのところへ一所懸命アプローチしがちだった上半期だったかな。下半期はそもそもそういうアプローチすら減らして、本当に絞るだけ絞ったところへピンポイントに出かけていった感じかな。
去年からの流れ、というか正確には2014年の夏頃から続いている流れをそのままに運の向くまま、気の向くままに流してきた結果が今の状況、という感じなんだろうなぁ……。
仕事的には、「上流工程」や「コンテンツ屋さん」に比重が移った
単純なデベロップメントというか、html/cssのコーディングのみの案件やWordPressのカスタマイズのみの案件は2016年どころか、2015年の後半ごろからグッと減らしていったけど、より一層「作業だけ」とか「単発の案件」みたいなものを表立って受けないようにしたおかげもあって、情報設計やUXの設計、マーケティング込みのプランニング、ペルソナの構築といった「上流工程」を書いた案件は基本的になくなった。
単発の構築案件はゼロではないものの、「何を作ったら良いかわからない」とか「どう伝えたら良いかわからない」とか「原稿がそもそも不十分」とか、その手の「普通のHP屋さん」に言いに行ったらものすごく高くなりそうか、スキルやリソースが足りずにできませんと言われそうな案件を、別の言い方をして「(破格の)お試し価格」でトライアル気味にやらせてもらう案件の方が多数派だったかな。
文章オンリー、映像オンリーのコンテンツのみの案件、ボランティア気味のトライアルプロジェクトも数件出てきて、広報担当系の路線は今後もじわじわ増えていくんだろうなぁ。
知識のインプット、技術的なインプットもかじれるだけかじってみた
コンサルティングを本意気でやろうと勉強していくと、図書館通いが止まらなくなって「気になる奴はとことんやってみよう」と経済関係、あんまり触れてこなかった開発言語の書籍なんかを、ごくごく荒くインプットしてみたのが今年の下半期か。
人間模様の観察、ニュースのウォッチングに励んだことも身を結びつつあるのか、人の見方、ものの見方が多少なりとも変わってきた気がするし、何を重視すればいいかみたいな勘所も、知識の上ではだいぶ良くなった気がする。
ただ、技術の方はきっちり分かるところまでは全然至っていないので、「今はそういうトレンドなのね」と数年遅れの書籍の、さらに数年前の版を見ながら、本当にざっくりと飲み込んで見たから「後は数をやって、覚えていくかな」みたいなところ。書籍で系統立ったインプットはできた気がするから、何にもなしにネット記事を追いかけるよりは後々楽になるのかなというところ。
年初にはアフターエフェクトも勉強させてもらったし、「できる」レベルには程遠いものの「やってみようか」レベルなら対応できる領域、項目が広がった年でもあるのかな。
そういうものを踏まえて、2018年はどうするのか
なんだかんだで、4月には5回目の開業日を迎える。2011年の年末にチームを組んだ頃から数えると6年以上、低空飛行。そろそろガツンと攻めてみてもいいんだろうなと思いつつ、独立してからやりたいことやらやれることやらをブラッシュアップしてきたから、まだもう少し見定めてみようかとも思っていたりもする。
ただ、そうは言いながらコンサルティング方面、マーケティング方面、文章やコンテンツ方面を強化していくのは間違いがなさそうなので、とりあえずその方面へ徐々に軸足を移していこうかな、とも。HPを構築できるスキルがあるから両方できると更に価値が増してくるとは踏んでいるので、技量を含めた質、質を上げるための本数を検討していかなきゃいけないな、というところ。
また、先日納入した「会社案内」案件で軽く調べてみて思ったのが、「印刷物」も案外手が回っている中小企業さん、個人事業主さんが多くないということ。HP以前の問題、あるいはHPを含めた情報発信の問題が思ったより一杯ありそうなので、DTPもWebも得意なデザイナーさんとか、システムも柔軟にやれそうな人なんかを巻き込んで見たら、案外いろいろやれそうな予感もしなくもない。
「ペルソナ」や「ビジネス」を軸に、クリエイティブの部門とビジネスの部門、あるいはシステムを含めた開発の部門と運用の部門の連携、スケールアップしていく手法、アジャイルだなんだ、テストやビヘイビア駆動開発の概念を持ってきてみる。エンジニアの領域の概念を、自分の領域に持ち込んでみても面白いんだろうなぁ、とかね。
そういうのをバックオフィス部門まで含めてがっつり考えようと思うと、自分が音頭を取っていく体制でないとなんともならないんだというのもよ〜くわかってきたし、「言葉の力で世界を変える」を本気でやりたいならリーダーやらなきゃダメなんだろうね、とも。
分かりやすくしつつ、やれることを増やしつつ、連携のしやすさも高めていく
とりあえず、自社のコンサルティングをきっちりやりきることがスタートでしょうな。HPも作るだけ作ってみて、今の打ち出し方でははまりにくいようだし、SNSの使い分けやアカウントの文章なんかも見直していかなきゃだろうし。マルッと根元からやりかえてみて、数をこなしやすい状況を作っていかなきゃね。
後は兎にも角にも、営業もしっかりやらないと。コンテンツの発信、スキルの拡充もさることながら、モニターでいいからお試ししてもらう、自分のサービスをきっちり売っていく、売り出しやすい環境や状況も作っていく。そこをやらないと進めたくても進められないからね。
ベースになる文章力の向上、文章の価値もグッと高めることを同時にしていかないとな、というのがとりあえずの認識。新潮文庫目指して、本意気で書いていかないとな……。
仕事を立てて、プライベートも拡充させる
兎にも角にも、5周年になる自営業をまともな営業状況にしていかないとダメなんだけど、その玉突きでいろいろ後回しにしまくっているプライベートのアレコレも来年こそは段取りしていくようにしたい。
と、なんとなく落とし所を見誤っているこの記事もそろそろ締めようか。2017年も、皆様方には大変お世話になりました。2018年もどうぞ、よろしくお願いいたします。