そもそも、「マーケティング」とは何か

2018.05.20

本格的にコンテンツマーケティングの話へ入って行く前に、そもそもの「マーケティング」について整理します。コレまで色んな方が解説して来た用語について、独自の解釈全開でお伝えしていきます。

この記事は 約 7 分で読めます。

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コンテンツマーケティングの話をする前に、やっぱり「マーケティング」の話にも触れておかないとコレから先の話が入っていかないと思うので、改めて整理したいと思います。しかしながら、「マーケティングとは何か」だけでお仕事をされている方がいるぐらい深くて広い話になるので、本当にコアのコアの部分を独自の解釈でお伝えしていきます。

しょっぱなから独自解釈で大変申し訳ないのですが、もしこの記事からご覧になられている方がいらっしゃいましたら、以下の記事もご覧になった上で本編へ読み進めるようにしていただけるとありがたいです。

なお、注意事項にも記載していますが、あくまでも本講座用の独自解釈になりますので、気になった方は他の方の文献を調べられるなり、ご自身で研究されるなりしていただくと、より理解が深まるかと思うのでオススメです。それでは、仮面ライター流の解説を始めていきます。(今後、図は挿入していきますが初稿はテキストのみになる可能性が高いので、あしからず)

マーケティングとは、何か?

マーケティング(marketing)= market + ing。「市場(しじょう)」に関わる用語

この市場(しじょう)=マーケットは、やり取りが行われる概念上の場。青空市場(いちば)とか、卸売市場とは異なり、必ずしも物理的な空間や建物を持つとは限らない。

この「やり取りする場」で行き来するのが「売り物」(サービス・商品)と「対価」(通貨や証券、お金の代わりになる約束事など)。前者は基本的に「売り手」=「自分」、後者は「買い手」=「相手」が動作の主体になってくる。実際には、代理人や代行が挟まって「売り手」と「買い手」をリレーするような形になるが、一旦シンプルな形にして捉えてみる。

マーケティングを考える上で重要になるのが、「売り手(自分)」と「買い手(相手)」。もちろん、「売り物」自体も重要になってくるし、「対価」に関する内容もマーケティングで重要な要素だけれども、今回は重要性を一旦下げる。仮面ライターとしては、「売り物」や「対価」より、「市場そのもの」と「やり取りのコミュニケーション」の方が重要ではないかと考えている。

「市場(しじょう)」=「社会、世間」。「market + ing」のマーケティングだから、市場を抜きに考えてしまうのは避けたいところ。また、人と人との間で発生するインタラクティブな部分、コミュニケーションそのものを軽視してしまうのも、商売の上で致命傷か「脛の傷」になりやすいように思う。相手と接する部分も大事に考えたい。

これ以外の要素では例えば、サービスや商品を使って見たときの感想や反応、サービス自体の価値や便益というものも関わっては来るものの、マーケティング単体としては手が出しにくいところではあるので、仮面ライター流としては重要性をワンランク下げさせてもらう。

よって、仮面ライター流のマーケティングとして重視していくのは、「自分」と「相手」、「市場そのもの」と「コミュニケーション」の4つになる。

マーケティング = 調整すること、工夫すること

マーケティング = 自分と相手、市場の間でお互いの関係が良くなるように工夫すること。

市場にいる自分と相手はもちろんのこと、市場に対する影響や関係も考慮して、お互いを慮ってバランスを取る、調整することや工夫することそのものを、マーケティングと呼ぶのではないでしょうか。

特に、自分のことや売り物のこと(価値や便益)を分かってもらえるように伝え方を工夫すること、よく伝わるように相手や世間について調べること、反応を確かめること、コミュニケーションの方法を見直し続けることを、マーケティングと表現したいと思います。

仮面ライター流のマーケティングで重要なのは、マーケティングで考える要素に「自分(軸)」と「市場 = 社会、世間」を含めること。また、市場は閉じてもいないし、市場を取り巻く状況は死んでもいないということを念頭においておきましょう。

ポイント1.消費者目線を重視しすぎるのは危険

自分軸のみは論外、相手軸のみも自殺行為。市場軽視も短命

イマドキのマーケティングの書籍を広げると、恐らく「買い手目線で考えろ」とか「消費者目線で考えろ」と書いてあるかと思います。2018年現在では「良いものを作ったから売れる」という自分軸のみでは通用しにくいので、自分軸のみよりは幾分マシですが、「買い手 = 相手の都合」ばかりを優先して商品開発なり、サービス展開なりをしてしまうと、だんだん「自社らしさ」が消えてしまって、結果的に「その会社や職人らしさ」が好きだった往年のファンが離れていくことに繋がります。

「他と同じ」と思われてしまったり、「〇〇らしくない」と思われてしまったら、取り返しがつきません。相手軸で考えながらも、自分軸も犠牲にしないこと。自分も相手もいい関係を保てる工夫ができないか考えることが、マーケティングとして重要なポイントです。ここを間違われる「プロ経営者」や「コンサルタント」さんが沢山いらっしゃるような気がします。

また、「市場」のことも忘れないようにしてください。自分と相手とが良くても、世間や社会にとってプラスにならないことは長く続きません。自分にも相手にもプラスで、社会にとっても長期的にプラスになることなら、時間をかけて取り組んでいっても間違えることはないでしょう。

つまり、自分よし、相手よし、世間よし。三方よしの精神がマーケティングでも重要だということです。

ポイント2.市場は開いている

外部からの影響を遮断すること、完全に予想することは不可能

閉じた系、開いた系というのは自然科学の用語ですが、ここでは、特定の関係性の中で完結している(=閉じている)か、外部とやり取りが発生している状態(=開いている)か、を指しています。

つまり、自分も相手も市場も、常に外部の影響を大なり小なり受けていて、その状態変化は複雑極まりない状態になっています。どう変化するか、机の上やプログラム上で精緻に予測してみたところで、必ずしも役に立つとは限りません。

産業の垣根も低くなり、共創や協働という用語も出て来るようになり、コレまでとは明らかに市場を取り巻く環境が変化しているので、精緻に予測するだけ無駄かもしれないということ、市場変化は複雑だということを頭に入れておいてください。

ポイント3.市場を取り巻く状況は「生きた問題」

生きているから変化する。時間の概念も忘れない

試験勉強のような、答えが決まっている問題のことを「死んだ問題」といいます。巷に溢れるマーケティング本に書かれているいくつかの内容が、この「死んだ問題」や上記の「閉じた市場」を想定されているように思います。

実際は、やり取りは生活の中にあり、常に動いています。一人ひとり与えられた24時間の中、それぞれの活動に取り組んでいます。こちらが止まっていても、相手は動いていますし、市場 = 世間も時間や時代とともに変化していきます。

ボトルネックだと思っていた問題も時間によって変化しますし、自分たちが売りだと思っていた要素も時代とともに評価されなくなる可能性も十二分にあります。自分も相手も市場も、標本やデータとなって死んだものとは異なるので、「試験のように正解がある、解ける」とは思わない方が賢明です。

流動的で複雑な市場を相手に、工夫することがマーケティング

自分のことも大事に、もちろん相手 = お客様のことはもっと大事にしながら、市場のことも大事にする

難しい状況の中、自分の打ち出したい商品を工夫する、打ち出し方や伝え方に一手間加える。相手のことを想像して、サービスを調整する、新しい伝え方を見出す。市場をよく見てサービス内容を変えてみたり、市場の中での立ち位置を工夫してみたり。そうやって考えること、工夫することを、マーケティングと表現してみる。

また、買い手(相手)だけでなく、売り手(自分)や市場(社会、世間)のことも勘定に入れて考えてみる。
それを、仮面ライター流のマーケティングとしたいと思います。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2018.05.20

2018.05.20

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