GAを使ったコンテンツのリストアップ

2018.06.01

ここからは、より実践的なノウハウも小さくお伝えしていきましょう。GoogleアナリティクスやSearch Consoleなどの分析ツールとペルソナを組み合わせた、作るべきコンテンツのリストアップ方法をお伝えします。

この記事は 約 7 分で読めます。

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前回までで、ペルソナのことやその生かし方についてはおおよそお分りいただけたかと思うので、他のツールとの組み合わせ方、より具体的かつ実践的なテクニックをお伝えしていきましょう。本講座も、コレまでの記事をご覧いただいた方が分かりやすいかと思うので、コレまでの記事もご覧いただければ幸いです。

今回使用するツールは、GAとサーチコンソール

GA = Googleアナリティクスといえば、主にアクセス解析で利用するツール。「作っただけで終わり」でないWebサイトの場合、大抵は設定済みかと思います。まだ設定が済んでいない方は、ぜひ検索しながら設定して見てください。ちなみに、今回ご紹介する方法は、それほどややこしいことはしないので、設定等はカスタマイズしなくても大丈夫です。各部位の見方、用語についても、ぜひご自身で調べてみてください。

サーチコンソール = Search Consoleは、Webマスター向けのツール。リリースしたサイトの運用状況や、Googleのサーチエンジンとの関係を見るときに利用するツールです。ペナルティの確認や解除申請などにも利用します。こちらも詳しいことや設定方法などは別途調べていただけるとありがたいです。

これ以降は、どちらも設定済み、何となく見方が分かっていることを前提に話を進めていきます。

GAで見るのは、ココ

コンテンツを考えるときに、Googleアナリティクスでご確認いただきたいのは主に以下の3つ。

  1. 「集客」のサマリー、特に「Organic Search」の項目
  2. 「行動」のサマリー。特に「ページ」の部分
  3. 「行動」のサブ項目、行動フロー。

集客のサマリーを見ていただけば、どのぐらいの人数が検索エンジンから流れてきているのかが一目で分かります。また、一回に何ページぐらい見て、その後に他のページを見てくれたのかどうか、どれぐらい滞在してくれたかどうかもリンクを押して行くだけで分かるかと思います。

行動のサマリーで、「ページ」の部分を見て行くと、当該期間中にどのページが閲覧されたかが分かります。集客の「Organic Search」ではキーワードは「(not provided)」になっていて分からなくても、だいたいどのページが検索流入によって見られたページなのか、のちにご紹介するサーチコンソールと組み合わせれば、かなり絞り込めます。(詳しい方なら、もっと精緻にデータを見て取れるでしょう)

「行動フロー」を見る際に、「検索トラフィック」の項目も足して見れば、検索エンジンから入ってきた方が、だいたいどんな動きをしてサイトから出ていっているのか、どんな回遊をしてくれているのかがよく分かります。検索に引っかかったページだけを見たのか、他に数ページを見てくれているのか。どれぐらいのページを見てくれているのかなども簡単に分かるでしょう。さらに上手に使えば、どんな属性の人がどんな風に見てくれているのかまで、詳細に把握することができるでしょう。

サーチコンソールで見たいのは、検索アナリティクス

「検索トラフィック」のサブ項目にある、検索アナリティクスを見てください。どんなキーワードで自分のサイトが検索結果画面に表示されていて、どのキーワードでどんな位置に表示されていて、どのキーワードでクリックされているのか、クリックの回数はどれぐらいあるのかを見ることができます。これとアナリティクスの「Organic Search」を日付に気をつけながら照らし合わせると、どのキーワードでいつ何時頃に流入されているかをある程度特定することができるでしょう。

ちなみに、固有名詞がばらけた状態のコンテンツが多いと、表示回数は増えそうですが、掲載順位は簡単には上がらないようなので、この余談は参考程度にしておいてください。

GAとサーチコンソールとペルソナ、シナリオを組み合わせる

どのキーワードを軸にするかがぼんやり見えてくる

どの検索流入が離脱につながっていて、どのコンテンツだと簡単に直帰されずに回遊につながっているのか。どういうコンテンツを踏んでサイトから離れているのか。GAとサーチコンソールを見ていけば、ある程度特定することができるでしょう。もちろん、それを眺めているだけでは、「ああ、離脱されているな」とか「複数ページを見られていないな」とか「お問い合わせに至る手前でサイトを離れているな」というのも見えてきます。

もちろん、「意外に直接見にきているな」とか、「SNSからの流入もそれなりにあるな」とか、「Twitterが第2の検索エンジンになっている?」とかも見えてきたりはするんですが、これだけでは「これからどんなコンテンツを用意すればいいか」までは見えてきません。そこで、ペルソナとシナリオを持ち出してきて、ここまでの痕跡を元に類推していきます。

最初に想定していた仮説とペルソナのことを念頭に置きながら、検索流入してきたユーザーの後を追いかけてみる。あるいは、自分のサイトがどんなキーワードで検索されやすいのか。どのキーワードならクリックされやすいのか。そうすると、なんとなく「このコンテンツには不満があるのかな」とか「このコンテンツともう一つのコンテンツを橋渡しするコンテンツが足りないのかも」、とか。「こういうキーワードでも検索されているのなら、自社ならではの視点で似たキーワードの物も用意してみるか」などの対策が浮かんでくるかと思います。

そういう細々したアイディアをメモしていきながら、今後作るコンテンツの題材にしてみてください。そして、本当に仮説が当たっているのかどうか、対策用の施策を打った結果、離脱率がどう変わったのか、行動フローがどう変化しているのかなども、つぶさに追いかけて見てください。改善の兆候がある(何をもって改善とするのかも決める必要があります)のなら、その施策や作ったコンテンツは当たっていて、サーチコンソールも含めた結果、プラスに影響していなさそうだと結論がでそうなら、その施策はひとまず失敗だったという判断ができるかと思います。

もちろん、季節を含めたトレンドや、予期していない異常値が出ることもあるので、あまり変化に一喜一憂しすぎてもよくないのですが、変化のベクトルというのはそんなに大きく変わるものでもないと思うので、正しい施策、正しいコンテンツを見極めて発信できているなら、種々の数値は上向いて行くことになるかと思います。

アクセスの状況や、サイトの回遊率などが上がってくれば、時間差で営業活動等の業績を下支えすることにもつながるかと思うので、少し難しい手法ですが、ぜひできるようになっていただければと思います。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2018.06.01

2018.06.01

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