「トップページの作り込み」より「ブログの利便性」が重要な気がする

2018.11.21

Webサイトの設計や大枠のデザインをそれほどやっている身ではないけど、最近の利用状況などを鑑みるに、作り込むポイントが変化してきたんじゃないかなと思っています。ブログやコンテンツ基軸に考えるからかもしれませんが、その辺りの個人的な意見をまとめてみます。

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他の記事も割と好き勝手に放言していますが、今回は特に、デザインをごりごりやらない人の意見、JavascriptやCSSアニメを余り使わないというワガママな立場から、かなり個人的な意見多めでお届けします。

すでに、「ブログ」>「トップページ」な気がする

そのサイトのコンテンツ量や検索のされ方、ビジネス展開にもよるかと思いますが、新しく立ち上げるWebサイトに関しては、ほぼ上の通りじゃないでしょうかね。新しいドメイン、新規サイト、新規サービスでWeb上にしっかりした足場を作ろうと思えば、ブログというか、コンテンツマーケティング的な取り組みは無視できないでしょう。

更新頻度や、扱っているネタによるので一概には言えませんが、トップページよりもブログ記事の方が検索結果画面に表示されるケース、流入されるケースが多いというサイト、サービス紹介や会社案内よりも先にブログが見られてしまう、そこから他のページが見られちゃうという例も、少なくはないのでは。

ブログを軽視していると痛い目にあうケースも、すでに多々あるんだろうなというのが個人的な感覚です。

ブログの小綺麗さ、利便性は案外大事

思わぬ角度、想定しない流れで、自社サイトを見られてしまっている。あるいは、Web上で真っ先にブログ記事が多くの目に晒される。営業マンの顔や靴と似たような状況になっていると言っても、過言ではないでしょう。つまり、ブログで全てを見切られる可能性がある、ということです。

ブログをぱっと見た時に読みやすいか読みにくいか。画像の使い方は適切かどうか。フォントの選択や文字のサイズ、行間や文字組みは気が利いているかどうか。その他のデザインは読みやすさや好印象に貢献しているか。必要最低限の機能は有しているか。スマートフォンやタブレットでも読みたいものがぱっと読めて、読み手に無用な負担をかけていないかどうかなど。そういう細かな部分、誤魔化しが聞きにくい部分が、全体的な印象へ大きな影響を与えているような気がします。

そして、ブログの内容、読み物や広報としての質、コミュニケーションの巧妙さなども、かなり問われているのではないでしょうか。

作り手が想定した流れで、必ずしもコンテンツに触れてくれるとは限らない

何らかの楽曲でアルバムを作っても、シャッフル再生されてしまうようなのと同じで、トップページから順番にサイトを閲覧していってくれる、とは限らない時代になっています。作り手は読み取ってほしい順番に情報を配置するかと思いますが、それにピタッとハマってくれるケース、事例がどれだけあるかは蓋を開けて見ないとわからない、中長期的に運用してみないと分からない、というのが正直なところでしょう。

情報を発信する側が感じ取ってほしい文脈や文化、ブランドみたいなものをトップページや事例紹介、会社案内のページに詰め込むのではなく、個々のブログ記事やそれらのカタマリで受け取ってもらう、読み手の中で作り上げてもらうといったことも、頭の片隅に置いておいた方がいいんじゃないでしょうか。

トップページのデザインより、ブログの利便性?

Webデザインという単語が登場してから、長らく主役の座にあったはずのトップページ。その優位性、重要性というのは一部のサイトをのぞいて相対的に下がっているように思います。動的な要素やゴリゴリにアニメーションを活かしてインパクトを残すような作りであったり、アプリやWebサービスの要素が強いサイト、LP的なサイトは別でしょうけど、圧倒的に数の多そうな「一般的なサイト」はブログ優先で作っていった方が賢明じゃないかなぁ、と。

利便性となると、読み込みの速さやレスポンシブデザイン、表示の高速化、AMPなどの要素も絡んでくるので、ブログと他のページでデザインなどを切り分けない限りは、必然的に「無用なものは読み込まない、含ませない」流れになるでしょうし、そもそものモバイルファーストインデックスに対応しようと思えば、やっぱり「不要な要素は削る、元々入れない」が有力な選択肢でしょう。

そういった諸々を織り込んでいくと、トップページを一所懸命作り込むよりは、ブログをどうするか、運用をどうするかにリソースを投じた方が、より効果的なんじゃないかという気持ちになってきます。

実は、大半のサイトでデザインなんて何でもよかった?

パッと見て分かりやすい意味でのデザインというのは重要でなくなったとしても、見えにくいデザイン、読みやすさや見易さ、色味の選択や配置の心地よさといった部分では、これまで以上に重要性を増してくると思います。

表示なども含めた、UI/UX。ブログに触れるという部分での、総合的な体験の豊かさをコントロールしてあげる、デザインするという部分ではデザイナーが活躍する余地というのは、まだまだあるのではないでしょうか。

視覚的にインパクトのある技巧を持っている人より、地味で伝わりにくい部分に強みのある人。本当の意味、本質的な部分でデザイン力のある人が重宝される時代が来たんじゃないかな、というのが個人的な意見です。

必要最小限のデザインやマークアップで、豊かな体験を提供する。これまでより広い意味でのUI/UXを提供する。SEO的にも、訪問するユーザー的にも満足できて、デザイン的にも決して諦めていないWebサイト。そんなものが捻り出せれば、多くの方にご満足いただけるんじゃないかなぁというところで、このブログはおしまいにしましょう。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2018.11.21

2018.11.22

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