Vol.35 「学校行事」っぽいモノが苦手

2019.09.21

個人的な趣味嗜好、違和感や苦手なものも、私見100%でこのタイミングに思うまま吐き出しておく。学校や学校行事っぽいものにつきまとう独特の雰囲気、本体について回るいろんな問題も含めて、何が苦手で、何が問題だと思っているのか、無責任かつ好き勝手に書き散らそう。

この記事は 約 8 分で読めます。

「学校」がそもそも嫌い

独特の嘘臭さ、作り物っぽい臭いが苦手

勉強が嫌いとか、集団生活が嫌いとかではなく、「学校」に漂う妙な違和感、シミュレーションっぽいその場の空気感が、なぜか昔から得意ではない。集団生活自体も「なんでこいつらと」という想いは割とあったし、学校にはとにかく「詰め込み学習」を求めていたところもあるからだろうけど、勉強や授業以外の「あちらの都合」がどうにも合わせられなかった。だからと行って、非行に走ったり不登校になることも基本的には無縁だったけど……。それでも、順応していたというよりは、面従腹背な感じで水面下の野心だけひたすら燃やしていた感じかな?

体育のカリキュラムと失敗を見られたくない性格も相まって、運動はあまり得意ではなかったから運動会は嫌いだったし、期首期末ごとや記念行事ごとの式典も好きにはなれなかった。文化祭や遠足、修学旅行に漂う「子供相手にはこれぐらいで十分でしょう」みたいな、雑な子供騙し感、先生方や教育委員会のお歴々が定めた勝手な自己満足、おママゴトっぽい数々の学校行事も、最後まで違和感を抱いていた。

実社会のシミュレーション、というのは分かるけど

勉強するため、学習するために状況を限定する、作り物の中に放り込んだ方がいいのも分かる

もし、学生時代にそういう数々のシミュレーション、学校用に調整されたイベントごとを体験していないと、社会に出てから、あるいは大人になってからの実践で困る可能性も十分にある。それらを学ぶため、勉強するためにはいきなり「全部リアル」では学べないから、やりやすいように加工する、作り物にしておくというのは理解できる。身体を鍛える時だって、なんらかの技術を学ぶ時だって、まずは要素を分解する、シチュエーションを限定して、何度でも繰り返せるようにしてから全体像へ向かうようになっている。

予算も人材も潤沢にない状況下では、どうしても粗雑なシミュレーション、嘘っぽさのある作り物になるのは致し方ない。それも理解する。理解はするんだけれども、「その外にある実際」も、もう少し見せて欲しいというか、段階的にきちんと織り交ぜるようにして欲しかった。

小学校の低学年でも、安全安心な作り物。小学校の中学年、高学年になっても変わらない。中学生になっても、高校生になっても、大学生になったとしても、安全なことが保証されていて、着実に事実だと認定されている実社会では古くなった知識や技術しか、教えてもらっていない気がする。

もちろん、足りなければ自分で学べとか、それは家庭でやるものだというのもよく分かるけど、だったら外との接点をもう少し持たせて欲しいというか、リアルと接触できる、リアルを持ち込める状況や環境も用意して欲しかった。シミュレーション、作り物の世界にガチガチに閉じ込めるような感じにしておいてから、いきなり「アレは嘘でした、教習所内でのトレーニングでした」とやられても、路上に出される方は途方に暮れてしまう。

実際には、シミュレーションで分解されたテクニック、学んだノウハウは一部に過ぎないこと、それらを上手に組み合わせてリアルに生かしていかなければいけないこと、それらを試すための余地も、学校で持たせておいて欲しかった。結局、そこにあるリアルは人間関係やスクールカーストみたいな、卒業してからも傷跡を残し続けるようなもの(と、課外授業である部活動)だけだった。

巷のイベントごとも、どこか学校行事っぽい

程度の低い作り物っぽさ、おままごと臭と身内の自己満足臭が抜けないイメージ

「学校行事」をダサいと思っていた人たちはもう少し違うイベント、海外でも流行っているようなもの、受けているようなものを持ち込むんだろうけど、それ以外のイベントごと、地方のお祭りや企業同士が絡んだ展示会、勉強会等々はどこか学校行事の延長っぽさを感じてしまう。

運営者たちの身内で「これでOK」という基準を勝手に引いて、来場者や顧客の満足感、どう感じるかという「UX」は一体気にすることなく、「身内が楽しめたらそれでいい」みたいな自己満足、その中でのマウンティングやアピールのための動き、イベント開催みたいなものが、どうにも多い気がする。

そういう「イベント」で一発逆転というか、町おこしみたいなものを狙っているんだろうけど、それでは結局、外を向いた実績は作れないし、十分な満足を来場者に持って帰ってもらうことはできない。

でも、より一層悲惨なのは、やる側も参加する側も「そういうイベント」しか知らない人というのがかなりいる。「そういうイベントで楽しいと思えるから満足している」という来場者も割といる? これでは、イベントの改善も充実も測れない。どこを目指して作り変えていけばいいのか、どう改善すればいいのかも一切分からない。

自分たちのイベントに対する客観的な評価、審美眼も持たないために、来場者数だけでも稼ごうと、身内以外の人にも声をかける。広告を出して、身の丈以上の集客に手を出してしまう。その結果、イベント当日は現場にまで、「外部の人が来る」というオペレーションが十分にできず、自分勝手な自己満足のおママごと、レベルの低い嘘くさい作り物を提示するだけで終わってしまう。事前期待を裏切られたりjs 時間やお金を無駄に遣わされたと思った部外者、外からの来訪者は、その残念な印象だけを持って去っていく。2回目、3回目はきっと訪問してくれない。

線の内側にいる人たちは楽しいんだろう。身内を見つけてワイワイやるのが楽しいというのも分かるけど、外部から知らない人もきて欲しい、巻き込みたいのならそれはやめた方がいい。「ああ、この人たちは自分達が楽しければそれでいいんだ」という印象しか残らないし、身内同士で楽しくしているのを見せられても、こちらは「気持ち悪い」としか思えない。

悪評を外に出さない人なら、まだ幸い。これが社会的に影響力やマスコミ関係の人だったり、バンバン外に漏らす人だった場合、拡散する人だった場合は目も当てられない致命傷にもなり得る。

これらの元凶の全てが「学校」や「学校行事」にあるとは言わないが、雑なおままごと、程度の低い子供騙しな作り物に満足する、それを再生産しようとする教育現場の罪、負の影響が小さいとも思えない。

学校、教育を変えていかないと、他のこともなかなか変わらない

学ぶためのシミュレーションも大事だけど、役に立つレベルの実体験も必要になる

個人的にはやっぱり、学校行事の大半や行事のために費やされる時間は、無駄だと思っている。そんな時間があるのなら、もっととことん詰め込み教育をして欲しい。もしくは、シミュレーションとして学んだことを、さらに発展させる、深めるような路上教習、リアルな社会の厳しさも織り交ぜた実習、実体験をさせて欲しい。

「学校」や「教育現場」は特別な世界というのもよく分かる。外側とは一線を引いて、その中でしか通用しない物差しで物事を考える、教育していくためにはそういうことも必要だというのもよく分かるけど、あまりにもアンタッチャブル、その世界だけで通用する閉じた世界になったままでは、これからますます役に立たなくなるし、時代遅れの産物、領域にしかなっていかない。

スクールカーストやいじめ、体罰といった問題もあるし、「学校」という点では、学生当時にできなかった「青春のやり残し」を社会人になってからやろうとして、なんとかハラスメントや事件に繋がっているケースもある。学校が閉じ過ぎているから解決できない問題だとしたら、そこをもう少し開けた状態にして、外部との接点を持った状態で改善していくことも考えていくべきではないだろうか。

学校の外は、めちゃくちゃシビア

安全なだけ、安心なだけの世界なんて、学校を出たらどこにもない

学校の内外の差、もはや不必要になったように思える「段差」を、そろそろ取り除いていくべきでは? 働き方改革もあるし、デジタル化もある。閉じた問題、死んだ問題をきちんと解くための勉強も必要だけど、受験のためだけの勉強というのも、必要となる一部の学生以外には求めなくてもいいのでは?

結局、今までの教育体系で、全員が全員勉強できるようになっているか、十分な学力を身につけているかと言われれば、疑問符しか付かないし、「お勉強ができたはずの人」たちも、意外と「残念な人」にしかならないというのも、よく分かってきている。学校の勉強、お受験のための勉強も、やり過ぎればマイナスになる。

どうしても勉強が好きな人、学問の世界に進んでいく人、世の中をまっとうな世界に持っていく、正解を説かなければならない選ばれた人たちには今まで通りをお届けしつつ、それ以外の人たちはもっと好き勝手に勉強する、閉じていない世界と交わっていくような教育、学習環境というのもあっていいんじゃないかと思うんだけれども、変な考え方しちゃってる?

その中で、「本物の体験」、「本当に面白いイベント体験やコンテンツ体験」というのも用意しておかないと、偽物の文化、おままごとのコンテンツに騙される人が減っていかない。一般大衆の文化レベル、コンテンツリテラシーを高めるためにも、是非とも嘘くさい作り物や、程度の低い子供騙しな学校行事というものは、なる早で一掃していただければありがたいのだけれども、早々簡単には実現しないのだろう……。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2019.09.21

2019.09.21

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