Vol.41 「頑張る」は基本的にやらない

2019.09.26

40本も吐き出したので、さすがに言いたかったこと、長々と溜め込んで来たことは概ね整理できたように思うけれども、最後に個人的なスタンスやスタイルの話も少し触れておこう。今回もやっぱり、文献もデータも用意せず、根拠なしで書いていく。

この記事は 約 6 分で読めます。

マイペース人間だから、急な「いつも以上」に対応できない

誰かが「頑張ってやったこと」も、基本的に信用していない

努力をしないという意味でもないし、何もしないという意味でもない。ただただ、「いつも通り」にいつも通りのことをして、いつも通りのアウトプットができるように、努力するということ。無理に頑張らなくても、一定水準の結果が返せるように、「普通」の水準、「いつも」のレベルを高く保って、誰にもヤイヤイ言われない状態を作っておきたい。

マイペースにゴリゴリ行きたいから、「いつも」の価値や効力が少しでも高くなるように、自分なりに努力しているつもりだし、速さや品質というのも、少しでも高まるように配慮はしている。配慮はしているけれども、気配りが足りず、外から見たチェックが足りずに後から修正するというのもゼロではないが、そういったことも含めて「いつも通り」だから、それ自体は問題ない。

ただ、外部のスケジューリング、プロジェクトマネジメントの煽りを食らって、急に個人のスケジュールが変わる、納期に間に合わせるために無理を要求されるというのは、あまり歓迎できないというか、基本的に受け付けていない。

無理をして出て来たもの、「いつも通り」をはみ出したアウトプットというのは、それをやったのが自分だろうと、ほかの誰かであろうと、「いつも通り」のモノだとは思っていない。何かに無理をさせた分、その無理や異常性が大なり小なり、どこかに出てしまう。

それが目に見えるものや分かりやすい部分で出ていればまだいい方で、分かりにくい部分や業務フローのフローの部分、アウトプットの後のアフターで出てしまったりすると、その「無理」はかなりのトラブルを誘引することもあり得る。

それぐらい、「無理」や「頑張り」というのは信用していない。基本的にない方がいいと考えている。だから、誤解を招く言い方であったとしても、自分のやり方としては「頑張らない」。頑張らなくてもこなせること。いつも通りを磨き上げること。そこを大切にしたいと思っている。

だから、「ハレ」より「ケ」

「いつかの特別なこと」より、「いつもの普段通り」を考えたい

日本の産業、というかもっと絞るとWeb系のマーケティング、プロモーションやブランディングというのは、どうしてこんなにホームランというか、「ハレ」を求めにいくスタイルが蔓延しているのか、良く分からない。エンドユーザーに対して、「特別な何か」を届けようとしすぎているというか、それに合わせた「特別な行為」も求めようとしているんだけれども、そのコスト、面倒くささにどれだけ気がついているのだろうか?

日々を過ごす上で、あるいはビジネスをやる上で、あるいはマーケティング、広報活動やブランディングをやる上において、「特別な時間」や「勝負どき」よりも、「常に発生しうる時間」や「勝負でも何でもない守り、維持活動の時間」の方がはるかに長い、量が多いわけで。

運動だって、身体を鍛えるのだって、時間がないという人たち相手、あるいは三日坊主にやりやすい人たちに向かって、わざわざ出かけて行って何かさせようとしたり、新しい何かを提案して、わざわざ新しい準備を求めようとする。確かにその過程で利益は出るし、上手く載ってくれれば売上も上がるだろうけど、大抵長続きしない。だったら最初から、ユーザーに無理を求めない、「何かのついで」で発生することや、「絶対に発生すること」に目をつけて工夫する方がはるかに賢い。

例えば、歩く時にどうすればより多くの筋肉を動かすことができるか、とか。基礎代謝を上げるためにはどうするか、とか。ついでの運動、絶対に発生する運動に目をつける、あるいは黙っていても消費してしまうところに目をつける、とか。

期間限定の新顔で売上を上げにいくよりも、ユーザーの定番、習慣の中に入り込む。その定番から外れないように努力する、あるいはほかの定番から切り替えてもらえるように、力を高め続ける。そして習慣的に繰り返し購入してもらう、利用してもらう形を考えた方が費用対効果が高いはず。なのにも関わらず、派手な方向、分かりやすいホームランを狙う動き、耳目を引くアピール方法に吸い寄せられすぎ。

もっともっと目立たないやり方、着実に効果を上げるやり方があるはずで、そのポイントが、「いかに頑張らないか」と「ケ」なんじゃないだろうか。

自分の得意なこと、強みに集中して「頑張らない」

無駄にリソースを消費しないで、勝ち目のあることだけに注力する

そのためにも、頑張らなくてもいいこと、無理をしなくてもいいスタイルをしっかり見つける、見極めること。それが非常に重要なのではないだろうか?

これをやらずに、誰かの都合に合わせて無理を強いられる、頑張ることを要求されるからしんどくなっていく、メンタルがやられていく。

もちろん、「誰かのために」と努力する時間もあるし、「相手の好み」や「事情」を考慮して工夫する必要もあるだろう。それ自体を否定する気はないし、そのための勉強や努力は素晴らしいものだとも思う。でも、そこで自分でなくなってしまう、自分をなくしてしまうようなことも、無理にやる必要はない。

自分にあったこと、自分の得意なスタイルが分かるまでは誰かの言うとおりにすべきだろうが、だんだん得意なやり方が見えて来たのなら、それを貫くこと、死守することを考えた方がいい。そして、その「頑張らなくてもいいこと」の中で、120%を出すように全力を尽くしてみる。自分のため、相手のためという思いが全部乗っかった上で120%のアウトプットができれば、誰にも負けないアウトプットができるし、それを日々繰り返して積み重ねていく、改善し続けていけばやればやるほど誰にも追いつけない強みに変わっていく。

頑張らないけど、努力する。頑張らないで、自分を磨く。強みを伸ばす、自分を高める。そういうスタイルの方が、自分には合っているから、自分は頑張らないし、誰かに頑張ることも求めない。無理なく「良質ないつも」を提供できるよう、工夫したい。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2019.09.26

2019.09.26

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