Vol.45 速さで勝負するのも諦める

2019.09.27

普通に考えればマイナスのこと、ネガティブな要因を無理やり屁理屈で少しでもよく見えるように書いているように思うけれども、今回もそのスタイルで、得意なことと不得意なことをベースに言いたい放題やっていこう。

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変化に付いて行く速さも、追いかける能力もない

機敏に切り替えて行くのも、先行者利益を得ようとするのも向いていない

変化には弱いし、言語が堪能ではないから、情報が出た瞬間を捉えて追いかける能力もない。即座に学習する能力、理解する力にも乏しく、それらを取り入れてアレンジして、誰よりも早く巷に紹介する、展開する能力、ノウハウにも欠けている。自分の専門分野、好きなことに対する最先端を追いかける、誰よりも先を切り開くというのも、個人的には向いていない気がする。

「人より先んじる」とか「素早く工夫する」とか、それをやるために必死に頑張る、努力するというのもあんまり興味がない。

一応IT業界、Web業界にいる自営業、フリーランスの割に、最先端技術をバンバン取り入れて行くというのも、あまりやらない。新しいガジェットを手に入れるというのも躍起にならないし、新しいテック系サービスとか、Web系スタートアップというのにも、基本的には冷ややかな目でしかものを見ていない。なんとかペイも、クラウド云々もフィンテック云々も、バッチリ取り入れられているとは言い切れない。

むしろ、どちらかというとレガシーなタイプ? 保守的な方だろう。イノベータータイプでもアーリータイプでもなく、他の人が離れ始めてもいつまでも古い方、前のやり方を選び続けるタイプ。

スピーディさや変化を積極的に取り入れた方が良さそうなこの業界、英語や中国語による情報発信を早々に掴んで自分のノウハウにする能力、欧米で生み出された新しい横文字の考え方、ツールを誰よりも早く日本へ持ち込んで展開する、それで商売する方が良さそうな業界、立場にいる割に、それらがほとんど得意じゃない。つくづく、自分のいる業界、自分が身を置く世界に向いていないなと強く思う。

情勢の変化、情報に対しては感度良く掴んでおきたい

変化に弱いから、情報収集は敏にやる

実際に、飛び込んできた新しいこと、目の前で起こっている変化に対応するのは得意ではないけれど、得意ではないからこそ、巷で何がおきているか、コミュニティで何が流行しているかは機敏に掴んでおきたい。動けなくても、動かなくても、天候の変化や情勢の変化は早めに掴んでおいて、その上で準備に時間を割く、対応に力を注ぐスタイルを取っている。

SNSやWebメディア、新聞雑誌テレビなど。巷の情報産業は何を拾っていて、何を広げようとしているのか。相手や世間が何をしようとしているかも分かっていないと、そのカウンターや間隙を狙うことが難しい。能動的、主体的なスタイルではないからこそ、受け身のスタイルを活用するためにもしっかり観察する、しっかり情報収集する。そのために感度のいいセンサー、歪みの少ない感性を持っておかないと、致命傷になりかねない。

目の前にいる人の表情の変化や、考えていそうなことの変化、あるいはコミュニティでの空気の変化、力関係の変化にも機敏になって置くと、対応がどれだけ遅くても、自分のマイペースを貫いたまま優位に動ける。動きたくない、動けないなら積極的に斥候や偵察に力を入れる、きちんと耳や鼻を使う、外へ向けて窓を開けて実態を正確に捉えるようにしておきたい。

動かないこと、遅さで優位さを保つ

自分らしさ、自分の得意なことだけで押し切る、屁理屈と手練手管で負けない戦いを目指す

早い事や新しいことが求められる世の中だからこそ、あえて遅いこと、古いこと、時間をかけないとできないことで勝負する。自分の得意なこと、じっくり時間をかけて準備するからできることで勝てるように、相手や世間の変化を追いかけすぎない。

大事なのは、社会の流行や世間の話題を勝ち取る、目立つことではなく、長く生き延びること。少しでも長く顧客とエンゲージメントを結ぶこと。自分らしさ、自社らしさを失って、ただただ勝ちを提供するだけの存在、利益や便益だけを提供する存在になってしまっては、強い人たち、動ける人たちには到底勝てない。

こだわる人たち、独自の強みがある人たちは、どうやったって速さや動きの良さでは勝ちにくい。勝ちにくいからこそ、それで勝てる人たちの策略、土俵に乗らない。とことん遅く、とことん丁寧に、自分たちの得意な領域、強いことを守り抜いて勝負する、太刀打ちするようにすればいい。

早いことも、正しいことも、序列の中でのトップ制覇も、全部誰かに譲ってしまう。自分たちは自分たちに取って価値のあること、自分たちが面白いと思うこと、分かりにくい「見えない豊かさ」を大切にする。そういうこだわり、変わっているところで生き残っていく。その路線を必死に考え、それでも生きていける、一定の勝利を得られるというのを少しでも実証したいし、示せるように努力したい。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2019.09.27

2019.09.27

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