Vol.52 レジェンド級の個性がいい

2019.09.28

最後にしようと言いながら、まだ同じカテゴリーでアウトプットすんのかいって思うけど、これで一連のシリーズは最後にするんで、これだけ書かせてくださいな。「エッジが立っている」でも触れた「個性」の話を、最後に倍プッシュ。

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これからは個性の時代だと思うけど

ちょっとした研修、自己啓発で芽生えるような個性では小物すぎる

「個性」や「変わり者度合い」にも、強度や濃度がある。「エッジが立っている」の記事でも触れたけど、「多少人より違うレベル」の個性、今の多数派、普通の人にいいように扱われてしまうレベルの「ニューフレーバー」ぐらいでは、これからの時代あまり役に立たない。

普通の人、あるいは元々持っていた個性をちょっと目立たせた程度、名前やラベルをつけた程度では、まだまだ戦闘員クラス。個性がない人よりは面白いのだろうけど、「普通の人」にも凌駕されてしまう。もう少し個性、独自のこだわりを強化していけば怪人クラス、変わっていることを隠そうともしていない、ちょっと強めの「変な人」、「変わった人」にはなれる。イメージ的には、キラキラ系起業家、自分の趣味レベル、自己満足レベルでおママごとに勤しんでいるレベルの横文字系事業者も、割とこの辺りだろうか。

ここからもう少し強化されると、「幹部クラスの怪人レベル」。ショッカーで言えば、ゾル大佐や死神博士、地獄大使あたりか。再生怪人、強化怪人よりは個性が強いけど、その個性、願望はまだまだショッカー側に立っている。自分のやりたいこと、自分たちが望むもののために、培ったスキルや個性を、自分たちの価値基準で周りのことを考えずに振り回す。

変わり者でいることの怖さや痛み、普通の人でありたい、なれるものならなってみたいと悩んだこともない。変わっていることが経済的にも精神的にも自分を追い詰めた、マイナスに作用したことがなかったら、ショッカー側の思想から抜け出すことはできないのだろう。

「毒にも薬にもならない」レベルの小物の戦闘員、周りに害をなすレベルの怪人、怪人を駆使して一般人を苦しめる幹部怪人。個性の悪影響を無視できないレベルで周りにばらまき、普通の人や経済、市場にも負の影響を及ぼす人たちは本当に迷惑。そうならないように気をつけたい。

殖やしたいイメージは、仮面ライダー?

幹部怪人も打ち倒す、凄まじい個性のカタマリがいい

仮面ライダーも、怪人、改造人間という意味では、周りに迷惑がられそうな人たちと変わらない。むしろ、変わり者度合いで戦闘員、一般的な怪人はラクラク打ち倒せる強度、濃さを有している。

仮面ライダーが違うのは、個性同士のぶつけ合い、変わり者同士のぶつかり合いを何度も繰り返し、その度に勝利を収めている、進化し続けているということ。その都度傷ついたり、変わり者になってしまった痛みや苦しみを経験しているということ。一般社会からは阻害され、変わってしまったこと、変わらざるを得なかったことを悔やんでいる、隠せるものなら隠して平和に暮らしたいと思っているところも、「個性」を考える上で大事なポイント?

これからの時代に必要なのは、そういう仮面ライダーレベルの個性、変わり者度合い。「ちょっと変わっているね」で満足していたり、「エッジが立っているんです」と喜んでいるだけでは圧倒されてしまう、霞んでしまう積み重ね、気が遠くなるような繰り返しを経た、強くて唯一無二のど変態、畏怖を覚える異形レベルの個性が必要だろう。

変わっていることを喜んでいる、個性的であることを褒められているうちは、まだまだだ。普通の人、一般の人に受け入れてもらいやすいレベル、便利に使われるレベルの「違い」、「一風変わった風味」を打ち出している程度では、強度が足りない。

変なところは隠したい、自分が愉しいと思うものを曝け出してしまうのは恥ずかしい、一般的には気味悪がられる。説明しても理解してもらえない、怖がられて孤立するだけ。隠したい気持ち、孤独を恐れる気持ち、思い切って出してみたら痛い目を見た経験、封印してみても「そうでない人」に勝てない日々。普通から外れた悲しみ、苦しむ日々を長々と過ごしながらも、その「個性」を捨てられず、自分の喜びのためだけに、不屈の精神で諦めずに伸ばし続ける。そういう経験を経た上で、隠そうと思っても隠しきれない、あるいは上手く擬態してみても同類には見抜かれるレベルに至っていないと、これからの時代、強みにはならないだろう。

理想は、時代に負けないレジェンド級

昭和ライダー、平成ライダーのような時代を超えられる個性が良い

仮面ライダーぐらいの個性、幹部怪人も凌駕するレベルの変わり者も、多分沢山いる。でも、理想は昭和ライダー、平成ライダーのように、「一人でも色々背負えるレベル」の個性。同志が横一列に並んでも、ひとまとめにするなんてできない、バラバラで頑固な変わり者度合い。

平成ライダーの歴史、昭和ライダーの歴史。フィクションだけれども、すべて輝かしさに満ちているし、どのライダーも時代の変化に負けていない。1号だって、藤岡弘、氏のご活躍や、村枝賢一氏の『仮面ライダーSPIRITS』などもあり、古びれるどころか、その「良さ」がどんどん増している。

そう、ポイントは経年劣化に負けない個性。もっと言えば、エイジングですり減るどころか、どんどん深み、魅力を増していく個性であること。時代も時間も言語も超えて支持される、求められるのはそれぐらいしっかりした、巨大で勁い個性。「ちょっと変わっている」程度で足を止める、変わることを止めているようでは絶対にたどり着けない個性だけが、これからの時代というか、どんな時代になったとしても通用する。

中途半端な個性、不気味さも覚えない個性、時代の変化、時間の変化に打ち勝てない個性を殖やしても仕方がないし、そのレベルに押しとどめようとする人たちにも、違和感を覚える。小さくまとまるな、綺麗にみられようとするな、もっとガツンと変わっていることを示せ、グロテスクなこと、ど変態であることを打ち出せ、と個人的には思う。

時代に残る個性、時代を変える個性、経年劣化に耐え、エイジングが楽しめるレジェンド級の個性、その持ち主こそを殖やしたいし、その人たちの中に加わって、「ヤバい変わり者」として横一列に並び立ってみたい。

それぐらいの個性、作家性を目指して、これからの日々を工夫して過ごしていこう。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2019.09.28

2019.09.28

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