「真っ当な小商」のすゝめ 「真っ当な小商」のすゝめ

この記事は約4分で読めます。

はじめに

「今までのシステムが終わる」のなら、これからどうすればいいのか、どうやればいいのか。その具体策について、自分ができそうなこと、やれそうなこと、実証したいことを中心に考えをまとめてみよう。実証は不十分なので、あくまでも一案として掲げてみる。

運頼みの「規模の経済」は多分NG

現実的で着実な(小)商いがベター

大量生産大量消費のモデルは、早晩限界が来る。もしくは既に限界が来ている。唯一有効なのは、日用品とか日常的な飲食物。ブランドが定着している商品、ロードサイドの飲食チェーンはもうしばらく生き残るだろう。

手を出さない方がいいのは、まずは「安易なデジタル化」とかスタートアップ系。スケールしなきゃいけないベンチャーを興す、スピーディに収益を出し続けなきゃいけないのは避けた方がいい。

もう一つは、観光客や偶然の新規顧客に依存した、「運頼み」や「広告、Webプラットフォーム頼り」の集客系。フリーペーパー、クーポン紙に傾倒しすぎるのも危ない。結局、コントロールできないし、持続性に乏しい。

これからの時代、最優先すべきはやはり「持続性」。サスティナビリティを高めるために、マーケティング、Web、SNSを活用すべき。まずは着実に現場で良い体験を提供する。期待を裏切らない商品、サービスを届けること。そこから、もう一度来てもらう戦略、もう1人連れてきてもらう戦略、戦術を組み立てるのが吉。

まだ見ぬ新規顧客に注力するより、一回来てくれた既存顧客、もしくはあと一歩でとり逃した今すぐ顧客に力を入れよう。カスタマージャーニーマップ、ペルソナづくりも既存顧客を起点に構築して、「着実にあるもの」から考える、広げるようにしないと空振りするばかりだろう。小さくてもしっかり収益を上げる、再現性の高い利益の出し方を模索しよう。

既存顧客の「囲い込み」というとすごく語弊があるが、関係性を深める、高めるために色んなWebツール、ブログなどを活用するようにしよう。新規に注力するのはその後でも遅くはない。時間をかけて対策、取り組みをすれば良い。

最重要ポイントは、「誤魔化さない」こと。しっかり「品質」や「自分たちらしさ」で勝負すること。また、その「らしさ」が分かる人、前向きにわかってくれそうな人だけを相手に商売すること。「顧客」でない相手に時間を割かない、リソースを割かないようにすれば、多分大丈夫。

もう一つ気をつけたいのは、見せ方、情報発信をしっかりやること。ここを時間や費用をケチる、中途半端なことをするとロクなことにならない。「顧客」でない相手を呼び寄せてしまう、自分たちの「らしさ」がちゃんと伝わらない、些細なことで「顧客」と出会えないことに繋がりやすい。

見栄えの良いWebサイト、SNSに拘っていると見誤る。伝えたいことが総合的に整理されている、Webも印刷物も統一されている、役割分担がキッチリされている。そういう対外的な発信に気を配る、きちんとプロデュース、ブランディングしていくことが肝心。変な人に引っかかって、本質を理解していない人にマーケティング、ブランディングを頼まないように気をつけて。

あともう一つは、ストック収入化、サブスクリプションができないか、ビジネスモデルを考えること。「顧客」が納得しやすく、「顧客」も「売り手」もメリットがあるやり方があるのなら、それを導入しよう。最初は色々「無理がある」と思うので、命脈が尽きないように工夫しながら取り組んでいただきたい。

ウソや利権をでっち上げるのもNG

誰の幸せにも繋がらない権力闘争は、ぼちぼち淘汰される

なんとか組合とか、なんとか協会みたいなものは、今もいらないと思うんだけど、今後はより一層いらなくなる。徒党を組んでいることが多数派の不利益につながっていそうな各種団体も、良い加減解体すべきだろう。正面切って対決する気もないけど。

団体を立ち上げること、なんらかの協定を組むこと自体は悪いことではないし、必要なことだとも思うけど、それで公金を獲得したり、資金を集めて運用するだけで遊ぶようなことになるとよろしくない。

あくまでも世のため、人のため。時間の流れにも耐えうる真っ当なことをする、額に汗をかいて、他人を幸せにして自分も幸せになる。あるいはそれで自分が幸せになって、他人にお裾分けする。そういう路線、やり方でないと長続きはしない。

不易流行に立ち返る

日本に根付いているやり方を守れば、多分うまく行く

いつの日本がベターかと言われれば、日本らしさを追求し始めた時代、または「これが日本らしさだ」と明確になっている時期の日本。鎖国しているタイミングとか、国学主義の数年後ぐらいとか。権威主義に陥りすぎていない頃の日本、あるいはもっと昔から続いていることを踏まえて、自分のやりたいようにまっすぐ歩めば問題ない。

誰かにおもねったり、天に背いたり、現実に沿わないことをやってしまうと、一時的な利益は出せたとしても長くは続かない。長続きするやり方を考えるなら、ベターなのは「真っ当な小商」じゃないだろうか。

めざすのは「真っ当な小商」+持続的な成長

経済的な成長も諦めない。

多分、そんなに難しいことじゃない。着実に積み重ねていって、無理にスケールしない、変に色気を出して規模を追いかけたりせず、自分のやりたいことと、世間が求めていることとが合致している、天に背いていなければチョコチョコ、利益は上げられるだろう。

この「チョコチョコ」を各種ツールを駆使して、計画的にいつでも再現できるようにする、いつでもそれが発生するようにできれば十分な経済成長になるだろうし、「あと1人」、「あと一つ」とか、「もう一回」を繰り返していけば、そのうち十分な収益にも化けるはず。

無理に大きくしない、頑張って利益を追求しない。商品、サービス、自分たちを磨いて、ツールを駆使する。それだけで、自由かつ持続的な成長は望めると思う。

本当にそれが可能なのか。どういうノウハウを積めばそれができるのか。そこを実証する、検証する、捻り出すのが、個人的に今からやっていかなきゃいけないことの一つ。やり方をしっかり見出す、達成できるだけの力をつける、根拠を作り出していく。一つ一つ、面倒くさいことをやっていきましょうかね。

長谷川 雄治

長谷川 雄治はせがわ ゆうじ

2013年から、仮面ライターを掲げて活動中。
物書き&Web制作、コンサルティングが本業だと思い込んでいる、ただの変な人。