アフターコロナで思ったこと2 アフターコロナで思ったこと2

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はじめに

「アフターコロナ」に関して、もう少し具体的というか、経済的なことを何となく妄想してみる。根拠ゼロ、データも特に頼らず、感覚と雰囲気で書き散らしてみるので、間違っていることを前提にお楽しみいただけたら幸いです。

経済的にはしばらく後退局面

コロナ前の上がり端予想を叩かれた。2年ぐらいはかかる?

日本国内の場合は、去年の消費増税を実施する前ぐらいから緩やかに景気後退していたようだけど、世界経済的にも景気後退が続いていて、昨年末から今年の念頭にかけての「見通し」的なものをザッとみる限りでは、コロナがなければ今年は全体的に緩やかな回復基調、2年ぐらいかけて上げていく見込みだったようだけど、その上がり端を「偶然」叩かれた格好になる。

今年の第1Q、場合によっては第2Q、上半期丸々大幅なダウンになる可能性もある? 早ければ今年の末から来年にかけていい具合に回復するという想定も出ているようだけれど、コロナの拡がり具合、対応の進み具合で下方修正、リスケジュールは十分ありうる。

そんな見込み、修正した統計を色んなところが4月頃から出しているけども、中国抜きの経済、あるいは中国に対する直接的な軍事攻撃といった要素までは加味していないようなので、「リーマンショック級、もしくはそれ以上」という筋書きを書いているところでも、その辺りまではまだ織り込んでいないように思える。ブラックスワンとしてはハッキリ捉えられ過ぎているけれども、中国の今後という不安定材料は多少厳し目に見た方がいいように思う。

また、日本国内の場合、年頭頃までは設備投資が順調だったようで、その辺りの傾向はアフターコロナも継続するでしょう。というのも、生産設備の置き換え、性能向上のための投資というよりは、システムの導入やIT関連の投資が主要だったらしく、とどのつまり、ランニングコストの圧縮、人件費削減を経ての生産性向上のような絵図だったようなので、人材整理、リストラを含めた「ランニングコストのダウン」はアフターコロナにおいても主要なキーワードになるんじゃないだろうか。

消費増税で個人消費が厳しくなりきったところへ、四半期丸々、別の要因で消費も生産活動も落ち込んだとなれば、入り口と出口を見直さざるを得ない。中小で身動きが軽そうなサービス業なんかは、事務所等の固定費も含め、ガンガンダウンサイジングを図っていくのでは? そもそもの人手不足、人口減少の入り口というのもあって、コスト削減になりそうなIT関連への投資はありそうなところ。

キーワードは、DX? 5G?

ラベルが仰々しいけど、普通の人はついていけない予感

IT絡みのお話が進んでいくとなると、キーワード的には他に、自動運転とか、フィンテックとか、IoTとかAIとか、スマートハウスとかスマート工場、インダストリー4.0とか。色々輝かしいラベルが付与されているけども、中身は割と今までの延長戦で、そんなにめぼしい変化は起こりそうにない。

というのも、すでにご存知のとおり、一番身近そうな5G、情報通信ですら高齢者の多い日本国内の場合、良くて3Gどまり。スマホどころかガラケーレベル、最悪1G、固定電話+FAXが精一杯という人も相当いそうな気配。若い世代でも技術に明るい人でなければ、キーボードもPCも不要な人たちもいるようで、4Gじゃなくてもいいんでない? と。(=3.9G、LTEで間に合う人が多数?)

5Gの次の世代、規格である6Gの研究開発もNTT等がごりごり進めていて、10年ほどでどんどんSFチックな世の中に変わっていくようだけれども、そんな変化についていけるのか、甚だ疑問でもある。

あとは、DXやらインダストリー4.0を見ていて引っ掛かったのは、ラベルの輝かしさの割りに、中身や実態が伴っていないところ。商業的にマーケットイン等々の指摘が入っていたり、現場を無視した机上の空論、素人目線の頓珍漢な提言も割とあるようで、その辺りのとっ散らかった感じ、一まとまりになっていない感じ、空中分解しそうな分断度合いが微妙に引っかかる……。

BtoCとか個人事業、飲食等でいうと、まともなHP制作とか、メール、SNSの利活用すらママならないところが多数派、行政のWebサイトですらようやくちょっと良くなって来たところなのに、目標に掲げている2025年までに多少なりとも前進するとはとても思えない。

科学的な話し合い、同じテーブルについてのまともな議論すら危ういのに、時代についていけない人をどんどん切り捨てていく、自己主張ばかりの自分勝手な人を片隅に追いやっていくようなシステムも考えないと、まともな資本主義を構築する、課題先進国が未来を築いていくのは難しいんじゃないだろうか。

Webとかコミュニケーションも根こそぎ見直す必要あり

より大きな水物のための水物、使い捨て前提、みたいなのは終わらせた方がいい

今回特に打撃を受けている観光業、飲食店、あとは恐らく個人のサービス業関係? この辺りの方々、特に3G未満の人たちは、いい加減にWebやITに対する認識を改めた方がいいというか、できない人はまともに事業ができなくなるような気がする。

その理由としては、今回の件で見えて来たマスコミ、マスメディアのダメダメな姿。もはや時代遅れの周回遅れぐらいの佇まい、その周辺にある芸能関係、演劇関係も学生運動の空気感のまま還暦を迎えようとしていて、全く刷新されていない。

つまり、何か新しいことをやろうと思っても、今までのように新聞テレビで広告しても十分なリターンが得られない可能性が高まって来ている。Web広告も玉石混交、Web動画ももう飽和していて、悪いものの方が多くなっている状態で、小さな資本で適当に何かを放り込んでみても、満足なリターンは望めないでしょう。

おまけに、コロナとか関係なく、Googleさんはどんどんアップデートかまして来るし。その変化や傾向にいちいち追従するような対策を取っていると、どんどん本質とは関係ないところで浪費していく。その浪費で何の身にもならないブログを量産する、箸にも棒にもかからない印刷物を撒いては無駄金を使う。結局、立地と時の運にかけるだけになる。

これをいい加減に変えましょう。理屈で固定客を作る。飛び入りの枠も開けながら、予約で十分な利益があげられるようにリピート客、ファンを作っていく。そのための情報発信、そのためのWeb活用、SNS運用を考えていく。

消費、消耗するためのWeb、対外コミュニケーションではなく、きっちり積み重ねていく、戦略や戦術を果たすために活用する。地味なこと、目立たないこと、映えないことをしっかりやっていく。そこが今後の鍵を握るのではないだろうか。

日本の鍵は、間違いなく消費減税

消費する先は変わっても、消費力はきっと変わらない。

こんな末端のところで慌ててブッ込む項目でもないんだけれど、忘れていたのを思い出したので。個人的な肌感覚、自粛しつつ色々見た感じで行くと、「消費したい意欲」自体はそれほど衰えていないように思う。

テレワーク、リモートワークなり、ステイホームなりで「家」に注目するようになったからか、住環境、生活の充実やアップグレードを図る人、そういう欲は意外に小さくない気がする。もちろん、金詰まりはチラホラあるだろうし、生活するのが精一杯、生活苦を訴える人も一定数出るだろうけど、消費そのものは意外とまだまだ力強いんじゃないだろうか。

天岩戸が開いた時から、「お祭り好き」なところもあるし、自粛がある程度緩和される、あるいは収束なり撲滅なりが達成されたらパーっと騒ぎたい人、思いっきり消費したい人も少なくないように思うので、その辺りも上手く機能すれば、個人消費自体は案外いい感じに盛り上がるのでは?

「誰かの消費は、誰かの所得」だろうし、BtoBだって、末端は基本的にはBtoC。個人消費が伸びれば、回り回って企業の業績も上がる。業績が安定する = 返済能力が高まれば、金融機関も融資しやすくなる。金融機関が市中に金を流せば景気回復はますます力強くなる。だから、個人消費を阻害しない、促進することがキーになる。

程々に消費税を減税すれば、日本国内の景気はかなり上向く。鎖国政策がどれほど続くか分からないけれども、産業の国内回帰、消費行動の国内完結が出てくれば、あとは消費の原資になる個人の所得、人件費の上昇にも波及すれば、もっと力強くなる。

重要なのは、単発の消費じゃなくて、継続の消費。安定した消費が続くこと、確かな動きを感じさせること。実感なき景気回復から、実感なき景気後退、一瞬のコロナショックを挟んで、実感ある景気回復、マイルドなインフレを目指すには消費減税は間違いなくキーになる。

コロナは劇的な出来事だっただけ

たまたま上手く行ってただけのところがシンドくなった。

コロナ以前の取り組みが真っ当だったところ、理屈に基づいてしっかり「社会の公器」だったところ、前進していたところは今回のコロナでも順当に融資を受けられていただろうし、コロナの前からダメだったところ、インバウンド頼み、何らかの偶然に依存していたところは大打撃を受けて倒産、あるいは廃業しているんだろう。

コロナはきっかけではなく、その変化を劇的にもたらしただけ。今回の自粛や政治の諸々で辞めざるを得なくなったところは、遅かれ早かれやめることになっていたところだろう。大事なのは、やり方を間違えないこと。構え方、目の付け方を間違えないこと。

ここをフラフラさせたまま、外部からの言いなり、あるいは自分の思いつきだけでスイッチングしまくると疲弊する。まずは足元を固めること、構えを決めること。型を学ぶ、型を身につける、型を守ること。そこから始めて、中身、自分の詰まった事業、コミュニケーションを考えていきましょうよ。

長谷川 雄治

長谷川 雄治はせがわ ゆうじ

2013年から、仮面ライターを掲げて活動中。
物書き&Web制作、コンサルティングが本業だと思い込んでいる、ただの変な人。