『決定版 FinTech―金融革命の全貌』を読んでみた

2016.08.21

フィンテックってなんだ、ビットコインにブロックチェーンとはなんだと今更ながら読んでみた。

この記事は 約 3 分で読めます。

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著者加藤洋輝・桜井 駿
出版東洋経済新報社

金融改革が起き始めている

日本ではほぼお役所仕事に思える金融サービス。
特に個人利用での窓口対応なんかは、サービス業というよりはお役所寄りに思えて、全然変化がない領域なんだろうと思ったら、システムだなんだといった部分から貨幣に関する部分まで大きな変化が起きているらしい。

先日も、近所のスーパーマーケットへ行ってみたら、独自の電子マネー、プリペイドマネーの付いたポイントカードを発行していたり、クレジットカード会社と提携したスーパーマーケット名義のクレジットカードも出していたり。
ケータイ各社も、ポイントサービスが紐付いたサービスなんかも展開していて、こういうものもフィンテックというのかなと思いきや、それだけではないというのも、さらっと読むだけでよく勉強できた。

情報 = お金に成る社会

金本位制でなくなったり、ITが発達してオンライン取引が柔軟になったりしたおかげか、お金というのは価値のある数字にどんどん近づいていったような感じは前からあったが、地域通貨の変化球として「仮想通貨」が当たり前になってくると、その垣根はどんどんなくなるどころか、情報そのものがほぼ価値を持つということになりそうな気がしてくる。

ビットコインや仮想通貨の価値の元は、ブロックチェーンと呼ばれる一連の情報(だと理解したけれども、強引な解釈かも)で、現在は金銭の取引がその源泉になっているようだけれども、独自のブロックチェーンを確立しようとする動きも活発なようで、医療の分野やその他いろんな分野で独自の仮想通貨が生み出されていく予感もあるらしい。

信用創造というマジックで増やせてしまったり、利子という厄介なものを保有する現在の貨幣の問題をクリアしつつも、投機と近すぎて価値の変動が大きい問題も解決ができれば、より本格的に情報が価値を持つ時代がやってくるような気がする。

余人をもって変えがたい一連の情報が価値を持つ?

ブロックチェーンの技術は複雑なものではあるものの、お金のやり取りやビジネスの取引といった一連の情報が価値の源になるという考え方自体は、飲み込むのにそれほど難しい話ではなかった。
治療の記録や疾病の記録、あるいはなんらかの学問や読書体験、特定の経験なんかも、今後は付加価値が付いて行く可能性も十分にある?

つまり、平々凡々といつもの毎日を繰り返してしまうと、仮想通貨の恩恵にあずかりにくいということにもなっていく?

貨幣が価値を持つ世の中はある程度そのままに、新しく情報そのものが価値を持つ世の中も確立されていくとなると、いかに毎日を過ごすか、いかに価値のある情報を自分の中に蓄積できるかがポイントになってくるような予感もする。

本格的な情報主義社会の到来を前に、どう立ち振る舞えばよいのか。
今後、しっかりと見極めていきたい。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2016.08.21

2018.04.30

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