限界突破は努力の向こう

2016.09.28

予防という名の努力を続けていくと、意図しないご褒美がもらえるような気がします。閉塞感を打ち破る唯一に近い方法について、考えを展開してみました。

この記事は 約 5 分で読めます。

,

ビジネス、とかご大層な用語を持ち出すまでもなく、生活していたり、仕事をしていたりすれば、遭遇する数々の問題。それを解消する、問題解決。目の前に現れる問題と大なり小なり格闘する毎日を過ごしているかと思うのですが、そこでエポックメイキングな打開策になるのが、一つ前の記事で出した「予防」ということになるんじゃないかと考えています。

「問題は発生したのと同じ次元では解決できない」by アルバート・アインシュタイン(物理学者)

そもそも、問題解決をするためには天才物理学者の言葉を借りるまでもなく、与えられた状態のままでは解けないというのが通常です。理数系のテストであっても、解くための足がかりになるものを自ら計算したり、補助線を追加したりする必要があったりします。
そうでないタイプの問題は、そもそも問題ではなく解く必要すらなかったりします。

問題解決のステップについて、少しだけ考えを述べてみたいと思います。

ステップ1.ありのまま受け止める

目の前に現れた問題を無視したり、逃げてみたり、誰かに突き返してみても、問題解決はできません。また、問題そのものをきちんと見ず、複雑に捉えていたり、先入観で歪めてしまうと、解決するきっかけすらつかめなかったりします。

まず、問題を解決するために必要なのは、自分自身の問題として真正面からとらえるという姿勢と意識です。解決を誰かに押し付けてみたり、解決するのに自分の関与は必要ないという姿勢では、いつまでたっても解決しません。最初に、自分の問題であること、自分にも問題があるから解けないのだということをしっかり認識していただきたいと思います。

ステップ2.「知の探索」と「知の深化」で材料を増やす

「知の探索」を端的に言えば、カンニングや検索。問題を解くための知識や答え、解法そのものを他所から持ってくるというやり方です。誰かに相談したり、人の知恵や協力を依頼するのも、これに該当するんでしょうかね。

とにかく、手元にある材料や手持ちの手札ではなんともならないという所から、本を読んでみたり、検索してみたり、人の答えを見たりして、問題を与えられた時の状況の外側から材料を探してきます。
文系のテストはだいたいこのやり方で解けるでしょう。答えが書いてある、というやつですね。

「知の深化」は、平たくいえば修行やトレーニングといった言葉になります。今まで使っていたことや、今まで取り組んでいたことをもっと積み重ねて、努力をしていった結果、不意に新しい力の使い方や違うものの見方が見えてくるのが、こちらのパターンです。
材料をいたずらに増やさずに、試行錯誤しながら使えるように加工していくのも、これにあたるでしょう。理数系のテストはおおよそこのやり方じゃないでしょうか。

探索だけでも、深化だけでも解ける問題の限界は早々にくるので、両方に取り組み続ける必要があります。
検索したり、本を読んだりして入手した新しい知見やアイディアを、今までのやり方や修行に取り入れて変化を促したり、修行の結果見えてきた新しいものに、べつの角度からの理解を加えるために、検索や読書を取り入れてみる。

両方がお互いに絡み合うことで、考える力や解決する力というのは格段に引き上げられていきます。また、「探索と深化」とがどんどん絡まり合いながら加速していくので、一瞬で深い答えにたどり着くといった力を身につけることも不可能ではないと思っています。

ステップ3.鍛えた問題解決力で、問題と向き合う

問題に真正面から向き合い、ステップ2で手に入れたものを使えば今まで問題と思っていたものも、難なく解決出来るはずです。そうやって、どんどん目先の問題を解決していけばいくほど、本当は問題だと認識すらしていなかった問題の根っこが見えてくるようにもなります。この段階に至るためには、日頃の小さな努力の積み重ね、「知の深化」や修行といった行為が必要不可欠になってくるわけです。

こうして新しく問題を見つけ(=問題発見)、自分が限界だと思っている壁をクリアしていくためにも、日々の予防、日々のトレーニング、小さなきっかけをつかむための日頃の対話が重要になってくると私は考えています。

人間の仕事は、問題発見だけになる

人工知能が急速に発達している時代ではありますが、おそらく彼らには問題発見はできないでしょう。日々、微妙な変化を加えて鍛錬したり、たまたまのトラブルで新しい発見をしたり、領域は違うものの似ている考え方を他所から持ち込んだり。こういった行為は、閉じた世界や与えられた世界での計算を得意とする人工知能、AIにやらせるにはあまりにコストがかかりすぎますし、そもそもそういったことに向いている機械ではないだろうというのが、個人的な推測です。

人間に備わっている五感や直感、感情といった要素や、肉体といったものがあるからこそ可能になる問題発見こそ、これからの時代に人間が取り組む唯一の仕事になるとも思っています。

自分の思い込み、自分の限界、未来への閉塞感を打ち破るには努力が不可欠

修行が不十分だと、必要だと思える検索範囲や理解出来る本の幅が狭くなります。修行もなしに検索だけに頼っていたり、すぐに役立つ知識ばかりを取り入れるだけでは、問題解決はできたとしても、その問題を生み出す根源を発見することはできないでしょう。

毎日立ち上がる問題の解決に奔走するなら、即効性のある治療的な行為を続けていけばいいですが、そればかりでは問題解決のために生きる人生で終わってしまい、自分の人生も生きられないどころか、常に問題が立ちはだかる人生を過ごすことにもなってしまいます。

問題を綺麗さっぱり解決して、もっと楽しいことに時間を使うためには、日々の予防、日頃の修行が欠かせません。小さな努力を積み重ねて、希望に満ち溢れた未来を手に入れるために、面倒くさいことこの上ない広報活動を一緒にやっていきませんか?

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2016.09.28

2016.09.28

Loading...
Facebook Messenger for Wordpress