少数精鋭で勝ちに行く。戦果を挙げる5つのポイント

2016.09.28

人、物、金、情報。いずれも満足に使えない状態で、成熟しきった市場、目の肥えた生活者の中で生き残るためにどうするか。一人で状況をひっくり返すために考えている力の使い方、ポリシーを少し整理してみました。

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1.目立たない

弱者の戦い方として有名なのは、一点突破。そのためには色んなところでリソースを使うためにもいかず、向こうから戦いを仕掛けられるわけにもいかない。おまけに、知名度の低さは信頼や信用の低さにも関わるので、まずはむやみに戦わないことを選ぶのが得策でしょう。

戦うべきポイントを見極めつつ、相手の警戒心を緩めてもらう。出来うることなら、相手の懐に忍び込めるぐらいの友好関係を築けておけば、いざという時にいかようにも使えるので、悪目立ちしない程度に仲良くなっておくことが有効なように思います。

戦いの準備も見せない、戦う力もむやみに鼓舞しない。一般生活者の中では孤立も避けて、人畜無害と思われるよりはもうワンランク上の「良き隣人」や「良き友人」と心の底から思ってもらえるように、日頃から根回しをしておくべきでしょう。

この時最も重要なのは、そういった下心や狙いという物をむき出しにしないこと。また、決しておざなりにやらないこと。気持ちが自分の方を向いているかどうか、本当に利己的な要因がないのかどうかを案外敏感に察知されてしまうので、素直に裏表のない誠実な人間性を磨いておくのがベストだと思います。

2.情報を制する

毎回力押しするような、目立つ戦い方はスマートではありません。また、紳士的でもありません。いくら一点突破で勝てるようになったからといって、いつでも最大のリソースを素直にぶつけるようなやり方をしていては、無駄が多くてしょうがないというのが実態です。

相手も世間も人間なので、説得しようとしたり力尽くで戦おうとすれば向こうも身構えるので、身構えていない時と同じ効果を発揮しようと思えば、余分なリソースが必要になります。何度もなんども無駄なリソースをかけていては、あまり利口な戦い方とは言えないでしょう。

そのため、少ないリソースで十分な効果を発揮しやすいように、ありとあらゆる知識や情報をかき集めることが2つめのポイントです。

身構えさせるよりは不意をついてみる。真正面から戦うよりも横や後ろ、上や下から攻めてみる。どういう切り口が効果が大きくて、どういうやり方だと効果が低いのか。あまり追い詰めすぎると思わぬ反撃を食らうといった、過去の軍師の経験談はどうなのか。陽動作戦は取れないのかどうか。そもそも、相手の戦力はどの程度なのか。こちらの戦力を誤認、撹乱させることはできないのか。

事前の情報収集や、人の心理や原理、あるいは物理法則といった世の理、過去の前例等をしっかり持っておくだけで、同じ力を使ったとしても浸透する度合いが全く異なってきます。

情報収集なしに戦う時のコストや、貴重なリソースを失う可能性を考慮すれば、事前の情報収集にかかるコストの方が圧倒的に安くつくので、ほどほどにする必要はあると思いますが、情報収集をしておいて損することはないと思います。(定期的に抽象化したりして、整理しておくことも重要です)

3.何を持って勝ちとするかを見極める。全員生還が大前提

戦う前に、譲ってはいけない部分と譲ってもいい部分とをしっかり見極めるのも大事なポイントの1つだと思います。特に、再挑戦できるように投じたリソースの多くを回収できる状態にしておくこと。回収したリソースを素早く再投入できる状態にしておくことを忘れなければ、あとは何度も戦いを挑んで最終的に勝利を収めるぐらいがいいとも思っています。

「勝負に勝って試合で負ける」は弱者には致命的なので、要所要所の小さな戦は勝ちを譲るぐらいの感覚で、油断した隙をついて試合の勝ちを持ち帰る、それが無理ならリソースをできるだけ多く持って帰ることを考えましょう。

特に、経験値やこれから投じる時間といったものはあとから取り返すことが難しくなるので、無駄な時間はかけない、得られた知見は全部持って帰る、見聞きした情報も漏らさず持ち帰るというのが徹底できれば、挑めば挑んだだけ勝利を収めやすくなってくるので、ここはきちんと押さえておくべきです。

全てのポイントで勝とうとしてしまうと目立ってしまいますし、強引な勝ち方も増えてきたりして、道理に反するやり方やリソースを無駄にする行動をとりがちにもなるので、ここは冷静になって、失ってはいけないものと失ってもいいものとをしっかり心に刻んでおいて、スマートに立ち振る舞っていただきたいと思います。

4.仕組みを作る。レベルを上げる

デジタルな計測ツールを使ってみたり、図示してみたり、毎度のルーチンで結果が出るような習慣や仕組みをきっちり作っておけば、勝利に必要な行動量が減らせるので、負けない戦がしやすくなります。

また、判断も早く正確になっていくので、主に時間の面でリソースの生産性が向上すること間違いなしです。アウトプットのばらつきも減りますし、異常が出たら異常が出た部分だけを見える化できるので、万が一の場合でもかけるリソースが少なくなります。

仕組みを作っておくと、全体の効率が向上しますが、個人の場合は、きちんと努力や予防を重ねて、基礎となる体力や能力を引き上げておくと相対する相手によっては「頑張らなくても」いつも通りの一挙手一投足で勝ちを収めることができるので、「レベルを上げて物理で殴る」はできるだけやっておいた方がイニシアティブを取りやすいでしょう。

仕組みの力を使って、十分に鍛え上げたスキルを使い、無駄のない動きと最小限の力で踊るように問題解決をしていく姿は、実にスマートなやり方ではないでしょうか。もちろん、礼儀正しく紳士的に、誠実な人間であればあるほど無用な摩擦を減らせる可能性が高いので、人間性を磨いておくことも重要になります。

5.戦略 = 戦いを省いて、一点突破する戦いをきちんと選ぶ

少ないリソースで、日頃のレベルを上げながら、いつも滑らかかつ流麗に行動していくことを推奨したいのは、いざという時に使えるリソースをきちんと残しておくため。毎回毎回戦っていては、いくら楽に勝てる相手でも消耗しますし、十分な成果を上げるために毎回ゼロから頑張るのも消耗が大きいです。

リソースが潤沢ならそれでも構わないのですが、それならこんなやり方を選ばないはず。リソースが少ないからこそ、全力を出す相手は極力選ぶべきだと思います。また、全力を出す相手を選んだ上で、絶対に譲れないポイントもきちんと見定めておかないと、せっかく勝っても「試合で負ける」ので、何を得なければならないのかを十分に絞っておくことが大切です。

勝ちすぎてしまったり、やり過ぎてしまうと次の無用な戦い、弔合戦につながったりもするので、絶対に譲れない部分以外は大勝ちしないでほどほどの部分で身を引いておくことも、リソースを最適に活用するためには重要な姿勢ではないかと思います。

基本的には、スマートかつエレガントに。誠実で柔軟なやり方を選ぶべき

むやみやたらと力押しするようなやり方や、次に繋げられないやり方を選び続けてしまっては時間を味方にできませんし、そもそもかなりお下品なやり方です。戦うにふさわしい相手をきちんと選び、そうでない相手は軽くあしらったことすら気付かせない。無用な摩擦を減らし、物の道理を理解して力を使うと、変に敵を増やすこともなく自分のやりたいように欲しいものを勝ち取っていけるのではないかと思います。

目立たずに、勝利を収める。極力上品かつ紳士的に

野暮なことをせず、スマートにビジネスを進める上でもことを荒立てない、むやみに引っかかるポイントを作らないやり方が大前提だと思っています。万が一敵を作ってしまったら、その敵は延々と自分の的になってしまって予期せぬゲリラ兵となるのも、今の時代の処世術だと思うわけです。特に、起業家やリーダーとなる人にとっては。

スマートに、紳士的に。良き隣人や良き友人としてご商売を進めていくにあたっては、そういった部分を見せやすいやり方を取るべきだというのが、個人的な考え方です。広告だけで、利益を上げるために行動するのか。広報を用いて、関係性を作るために動くのか。いずれがいいかピンとこられた方は、ぜひご連絡いただければと思います。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2016.09.28

2016.09.28

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