伝える側の理想は寿司職人

2016.09.29

骨太な商品・サービスを作っていただいて、作家としてのライティングを提供しようとするのなら、伝えていく人としてのスタンスも改めてお伝えしておかねばと思い、ある種「伝えるポリシー」みたいなものを書いてみます。

この記事は 約 3 分で読めます。

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細工が見えるような伝え方はしたくない

あくまでも、ネタ、つまり伝えるべき商品やサービスが主役で、それを皆さんのところにお届けするのは表に出ない方がいいという考えを持っています。また、職人の力量で商品がおんぶに抱っこな状況も、よろしくない気がします。

細工が明らかなのは何よりブサイクで、下品ですし、露骨なことしかできないのは、自分の技量がないことの表れにもなります。自分のテクニックを対外的にアピールする人間ほど、大したことのない人間だったりもするので、その辺りも含めて、細工を見せないのが伝える人として守るべきスタイルだと思っています。

手の込んだ仕込みはいらない。かえって煙たがられる

「広告を作る」というところにだけフォーカスをすれば、「できるだけ立派なもの」を提案しなければ十分な見積もりにならないですし、発注する側も「立派に見えるもの」をありがたがる傾向がありますが、それが果たして売上を上げることに貢献するかといえば、必ずしもそうではありません。

そもそも、今の「広告」は疑われるのが大前提。以前の広告も「売り込まれる」とは思われていたでしょうが、SNSも発達した今、「そもそも本当か?」とか「広告は立派だけどwww」という反応が返ってくることすらあり得ます。

確かに、手の込んだ施策をした方が手頃な安心感がありますし、誰かに頼んだから責任を負わなくてもいいというスタンスも取れますが、それだけで売上が上がる世の中ではなくなっています。手練手管を駆使するよりも、磨き上げられた技能でどストレートに伝える方が無駄なリソースを抑えながら、十分な結果が出せるのではないかというのが個人的な意見です。

ネタを活かせば十分伝わる

元々の商品の魅力次第のところはありますが、どんなネタであったとしても伝える側がベタベタと手をかけて、受け取って欲しいメッセージを固めていくのは、受け手を説得しようとしている意図が含まれてしまいます。また、どんなネタを食べたって、全部同じ味しかしないという現象も起こり得ます。

ネタの良さを生かしつつ、受け手の想像力を喚起する。そういう伝え方をしなければ、どんなネタも同じ味、伝える側のせいで差別化ができなくなって受け手に響かないという状況に至ってしまいます。

どんなネタが来ても、良さを殺さず受け手に伝えるためには、少ない手数でも十分魅力を伝えられるような技能を身につけておく必要もありますし、どう伝えれば魅力が引き出せるかの知識や知恵を培っておくことも、伝える人間には求められる要素です。

できうるならば、良いネタがくることも期待したいのは皆さん同じお気持ちでしょう。

あくまでも自然に。日本らしい上質さで良いお客さんだけに伝われば良い

受け取る人の力量も問う。ネタの仕入先も選ぶ。本当に良いものを、無理なくスムーズにお届けする。ひっかかる部分は作らず、意識させないで極上の体験を届けるために、自分の存在感を消す。

いい商品・サービスと、届けるべき相手をつなぐためのきっかけになる。十二分に満足していただくために、技能と心を砕いていく。それが、私が目指す伝える人のスタンスです。邪魔もしない、無理に存在をアピールすることもしない、奇をてらわずに王道を選ぶ。無理に奇抜なことを選ぶためのリスクやコストをかける必要もありません。ただただ、当たり前のところを選んでいけば上手くいくと信じています。

そういう、いい職人をお探しの方がいらっしゃいましたら、ぜひ仮面ライターまでお問い合わせくださいませ。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2016.09.29

2016.09.29

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