広報を通じてやりたいこと.2 参謀・軍師を増やしたい

2016.10.09

情報の専門家になれば、情報の生かし方が見えてくるはず。コミュニケーションだけにとどまるのか、組織の全体に寄与するのか。インテリジェンスに触れれば触れるほど、そういうところも担いたくなると思っています。

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「コミュニケーションの専門家」で終わっていいのか?

広報の役割というのは、組織と組織の外とのコミュニケーションにあります。自社の存在を知ってもらう、やりたいことを知ってもらう、理念やブランドを理解してもらう、歩み寄ってもらう。そして、営業に関係の出来上がったお客様の情報を受け渡すのが、主要な業務です。

どういう情報を伝えればお客様に伝わるのか。どういう伝え方をすれば、思った通りのイメージが伝わるのか。広報の業務に本気で取り組めば取り組むほど、人の機微や世の中の動きに対する未来予測、それらに合わせてどんなアクションを取ればいいのかなど、いろんな要素を考えるのが常になるとも思っています。

どういう風に伝えれば伝わりやすいのか。どういう先行情報があると、世の中はどういう動きになるのか。ライバルの公開情報から、次の一手や水面下の動きをどこまで正確に把握できるのか。自分たちのメッセージに対して、世間やお客様はどういう反応を示すのか。そういったところを見ていけば見ていくほど、単純に「コミュニケーション」の部署に留まっていていいのかという想いが芽生えてくるのではとも考えています。

未来予測を組織に活かす

いい広報をしようとすると、時代の未来予測や世の中の情勢に対する肌感覚みたいなものを身につけていかなければなりません。予測の精度を上げたり、発信した情報に対する反応への精度や効果を上げるために、歴史に学んだり、人の心理や機微など、幅広い知識に通暁する必要もあります。

使える情報、使える知識を沢山持って未来予測に応じて的確に活用できるから、効果的な広報活動ができる。そういう部署、そういう人材を、組織内外のコミュニケーションだけに活躍してもらうのでなく、組織の動き方そのものにも活躍してもらうというのはどうでしょう?

すなわち、広報を通じて培った知識や情報への感度、未来予測のスキルを用いて、経営にもフィードバックを提供する参謀や軍師にもなれないか、という個人的な提案です。

リーダーの盲点を指摘しつつ、全体のためにコミュニケーションする

組織内外の情報を扱う専門家となれば、自社と世間との関係性や、自社の理念と歴史上のセオリーとの差も見えてくるはずです。その時、軍師や参謀という認識を持たないままでは、リーダーや組織の暴走を止めることができません。

人数の少ない中小企業だからこそ、リーダーの判断と、そのリーダーの判断が正しいかどうかを指摘する部署があるかないかが、組織の存続に関わります。存続の危ぶまれる組織の商品、サービスを顧客に買っていただくことはできません。存続する組織を生み出すためにも、リーダーが気に入らない存在だったとしても、参謀や軍師の機能というのは不可欠になります。

いくら優秀な人であっても、いくらカリスマであっても、いくら天才であっても、所詮は人です。必ず、見えていない部分や盲点、組織的には致命傷になりうる無意味なこだわり、非常識な価値観というものを持っています。それをお互いに指摘し合う部署として、世間と触れ合い、世間と近い目を持つ広報の部署こそ、その役割を担うべきだと思っています。

組織の内外とコミュニケーションする部署なら、経営者、リーダーともコミュニケーションする部署であってほしい。組織全体を生かすため、組織全体を導いていくために、リーダーとコミュニケーションする存在を作っていきたいと思っています。

組織と世間との橋渡しでありながら、経営者に道を伝える存在にもなってほしい

お客様や世間と触れ合う部署であるからこそ、組織の内側の存在でありながら、組織の外側を見たり感じたりすることができます。また、やろうと思えば完全に組織の外側、経営者とは違う立場で組織を見ることもできるようになります。

会議室で考えたことが必ずしも正しくない場合、最初に気がつくのは組織の外と触れる部署、広報か営業かお客様相談室であることが多いので、組織に大きなピンチを招かない存在として、広報をしっかり機能させたいと思っています。

決して強い存在ではないからこそ、しっかり軍師や参謀をそばに置く。身近に置いておけるように、環境を作っていく。そのお手伝いをしていければと思っておりますので、ピンと来た方はぜひお声かけくださればと思います。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2016.10.09

2016.10.09

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