広報を通じてやりたいこと.3 「No.2」も増やしたい

2016.10.09

情報の専門家、軍師や参謀を担える部門を作りつつ、さらに「No.2」の機能も提供したいと考えています。広報が、その役割に向いていると思われる理由を述べてみました。

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組織を拡大するために不可欠なポストが、「No.2」

組織を生み出すのが創業者の役割なら、大抵組織を潰してしまうのも創業者やトップがやりがちなことだったりします。あるいは、軍師や参謀のポジションに収まった野心的な人物や、外部のコンサルタントが好き勝手に組織を振り回して、経営理念を形骸化させて魂のない事業体にさせてしまう事例も多々あります。

組織のトップであるリーダーと、現場で活動する従業員しかいない組織では、遅かれ早かれ限界がきます。階層構造を持った組織体へ作り変えたとしても、組織の方を向いた中間管理職を起用できなければ、リーダーとその他か小さいリーダーとその他にしかなりえません。人数を増やして身体は大きくなったとしても、十全に機能する組織体とは言えない組織もたくさん存在しています。

大事なのは、ポストとしてのNo.2や名ばかり副社長ではなく、きちんと組織のことを考えて組織のために動く屋台骨、縁の下の力持ちに徹するNo.2がいるかどうか。扇の要として、トップと現場の従業員とをつなぐ役割を担う人材や部署が存在しているか、きちんと機能しているかが、組織が大きくなるためにも存続するためにも必要不可欠です。

No.2の大事な仕事はメッセージや気持ちを組織全体に行き渡らせること

No.2の役割として重要なのは、ミドルマネジメント。トップと現場(=ボトム)の間に立って、双方に情報や気持ちを届けるのが最重要の仕事になります。

これまで、実際に色々な企業を見てきましたが、問題のある組織の場合、大抵はこのミドルマネジメントが機能していませんでした。大抵は、トップからボトムへの指示が出るだけのトップダウンのみで、現場や顧客の意見を経営者が吸い上げるようなボトムアップの情報というのはあまり流れていない印象があります。また、そういった情報が十分に行き交っていないため、仕事の連絡も指示や情報のみになり、気持ちや配慮が十分にやり取りされていない所もありました。

広報担当は、組織の内外とコミュニケーションをすることが最重要業務ですので、当然組織の中の人たちとコミュニケーションすることも多々あるでしょう。その時、どちらかといえば聞く側に回ったり、取材を仕掛ける側に回ることがほとんどだったり、相手がどんな人かという背景情報もだんだん蓄積していくために、「この人、この部署は共感してくれる」と思ってもらいやすい位置にいます。

また、そうやって現場で見聞きした意見を社内報や広報活動の一環で経営者に届けることもあるでしょうし、対外的なメッセージを作るためには、経営者から理念やビジョン、組織の目指している方向性なんかもしっかり取材して、自分の言葉で伝えられるようになっていなければ、伝わらない広報活動になってしまいます。

組織内外、トップとボトムの情報や気持ちの交わる位置に存在する広報担当、広報部署だからこそ、双方向に情報を行き届かせる業務が担えるという訳です。

組織としてぶれないための、No.2

組織の内外で交わされる情報、特に組織全体を見て情報を整理している部署である広報は、トップや創業者の思いつきによる行動について、ブレーキをかけることもできます。また、現場の微妙な変化を察知して、経営者にその情報を伝達することもできます。部署の垣根を越えて情報を保有していたり、提供することもできる存在でもあるので、実働はできなくても全体に指示を出すことぐらいはできてしまう、実務担当の統括も担うことができるようになります。

トップはトップの仕事に専念し、現場は現場の仕事に専念しながら、ミドルマネジメントを担うNo.2が対外的な組織のイメージを守りつつバランスをとるという取り組みが可能になるということです。「こういうメッセージを発信し続けなければならない」とか「こういう理念を発信しているから、守らなければならない」とか、データや言葉になりにくい部分を保有する部署としても、機能するのではないかと考えています。

組織全体の聞き役かつ、気持ちを届ける役回り

リーダー、トップの話をしっかり聞いて言葉にするから、リーダーも考えていることが言語化されます。仮に、リーダーやトップが入れ替わっても、言語化された部分や伝えられる気持ちの部分は他の誰かに引き継ぐことが可能になります。また、リーダーの言葉は現場にも伝わりやすくなり、末端の社員にまで理念を浸透させることも難しくなくなります。

現場の意見にも耳を傾け、日々変化する気持ちなどもしっかりリーダー、トップに届けることができれば、現場の気持ちや情報を理解したリーダー、トップの振る舞いができるようになります。トップとボトムの間で情報や気持ちが十分に行き交っていれば、組織全体は同じ方向を向くことができるようになり、お互いに信頼し合える仲間になります。

広報担当がしっかりと、組織内外の情報をトップダウン、ボトムアップの双方に。また、組織の内外双方にしっかりメッセージを発信していくことができれば、組織の拡大や存続の可能性は高まると私は信じています。

しっかりとトップも現場も。また、組織の内側も外側も。お互いのことを理解して、通じ合っていると思えるかどうか。素直に、「そう思える」状態であれば、何も恐れず真摯に事業に取り組んで行きさえすれば組織は存続するはずなので、そういうことを成し遂げられる広報担当、広報部署をしっかり作れるようになりたいと思っています。

会社のこと、ブランドのことをしっかり知ってもらう、認知してもらうためには、広報担当がNo.2の機能も果たしていることが望ましい。実際にそういった環境をお届けできるように、しっかり実力をつけていきたいと思います。
まだまだこれからですが、機会をいただけるのであれば、お気軽にお声かけください。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2016.10.09

2016.10.10

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