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伝わった後のゴール、伝える目的を明らかにする
広報に限らず、情報を伝達する時は、なぜ伝えるか、何のために伝えるかをしっかり考えておく必要があります。また、伝えた後、伝わった後に受け手にどういう反応を促したいのかも考えるべきでしょう。
知ってもらうことがゴールなのか、関心を持ってもらうことがゴールなのか。利益を上げるのが目的なのか、関係性を構築するのが目的なのか。情報を伝えられればいいのか、情報を元に理解してもらえればいいのか、情報をさらに口コミして欲しいのか。どこに目掛けてコンテンツを作るのかが変わってくるので、コンテンツを作る前にゴールや目的、とって欲しいアクションなどを明確にいておいた方が効果的だと思います。
自分のポジション、見せ方を決める
入門編なのか、初級編なのか、中級編なのか。あるいはもっと専門家に向けたコンテンツにするのか。コンテンツごとに、分かりやすさや対象とするターゲットを調整してもいいのですが、アウトプットの文体のような部分がブレブレになる可能性があります。
大衆向けなのか、文学や芸術のような求道者に向けたものなのかで、伝えられる絶対数も変わってきますし、詰め込むべきコンテンツの質も変わってくるので、自分のポジショニングや見せ方をきちんと決めてから、各コンテンツの表現も考えていくと効果的かと思います。
もちろん、両方を追いかけてもいいと思いますが、自分の影響力を確立しないうちに足場になる部分を固定しないというのは、結局「二兎を追うもの」になりがちなので、まずは一兎を追いかけるのがベターじゃないでしょうか。どうしてもという時は、ドメインやサイトを切り分けて、コンテンツや文体を使い分けるという手段も有効かと思います。
表現力を磨き続けること
いいアウトプットをするためには、いいインプットも必要になります。特に、読書体験や芸術に触れた質や量というものは、アウトプットの何気ないところに多大な影響を及ぼします。
ここでいう読書とは、自己啓発やビジネス書などの「すぐに役立つ」ものではなく、小説や純文学、あるいは古典や詩歌などの「すぐには役に立たない」けれども、「教養」にはなり得る、人間性を磨くためのものを指します。人について考えてみたり、表現について考えを巡らせてみたりする行為が、回り回って自分のアウトプットを向上させるきっかけにもなり得るので、ぜひいい読書に取り組んでもらいたいと思います。
表現力は一朝一夕には身につかないので、インプットをしては小さなアウトプットをし、アウトプットをしては振り返ったり、過去のコンテンツを校正したり、推敲したりというのも有効な学習方法かと思います。ただし、筋トレと似たようなものなので、苦しい作業になってきます。やればやっただけ自分の実力になる部分だとも思うので、しっかり取り組むことをお勧めします。
私も表現者としてまだまだ未熟なので、しっかり鍛錬を積み重ねていこうと思っています。