伝えるために大事だと思うこと vol.2

2016.10.10

ビジネスブログやオウンドメディアで難しいのは、日記的なコンテンツを量産しても効果が薄いという部分。どんなコンテンツを選ぶのか、そのポイントを私なりにピックアップしてみました。

この記事は 約 5 分で読めます。

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発信しやすいコンテンツと、受け手の求めるコンテンツとは同じではない。

日々の業務をこなしながらのビジネスブログとなると、ついつい日々の出来事やランチ、誰かとの商談、読んだ書籍の感想などが多くなってしまいますが、受け手が求めているコンテンツはそれではなかったりします。

そもそも、何のためにビジネスブログを始めたのか。それをよくよく考えないで、毎日の生活の中からブログのネタを探そうとしたり、一所懸命ブログを更新してみたところで、反応も悪くなりますし、ただただ時間の無駄という事態にもなりかねません。

まず、書き手が発信しやすいコンテンツと、読者やファン層が受け取りたいと思っているコンテンツとは一致していないということをご理解いただくことが第一歩かと思います。

もちろん、たまにイベントのレポートやお客様の声、インタビューのような記事も必要だと思いますが、常にランチの記事などを上げたければ、そういうものは個人のブログやSNSで完結させるべきで、組織のブログ、組織のオウンドメディアにはふさわしいコンテンツかどうかという疑問は残ります。

出すべきコンテンツを見極める。

作りやすいコンテンツと、出すべきコンテンツとが違うというのは先ほども申し上げた通りですが、ではどんなコンテンツを出すべきなのか。それは、組織や商材によって異なりますが、「今」の活動を語るよりも、「いにしへ」すなわち、「今」に至った経緯の部分や理念の部分について、コンテンツを作っていった方がいいように思います。

どういう経緯で、今の理念に至ったのか。どういう経緯で今のサービス、事業に至ったのかという部分。創業者やリーダー、勤続年数の長い従業員は当たり前だと思ってしまっている部分こそ、ファンや読者に伝えるためにしっかりコンテンツを作るべきでしょう。

また、どうしても自分たちのビジネスのプロフェッショナルになりすぎていて、一般的な理解とのズレが出ていたりします。ビジネス上では当たり前になっている知識や、こだわりの部分など。当たり前すぎて気がついていない部分、実はお客様に伝えられていない工夫なども、作るべきコンテンツの一角でしょうか。

これらに加えて、見込み顧客やファンに向けて関係性を深めるようなコンテンツや、興味関心の段階が深まるようなコンテンツ、クロージングのハードルを下げるようなコンテンツなども取り揃えていきながら、お客様にすぐに役立つお役立ちコンテンツなども用意しておくとモアベターでしょうか。

いずれのコンテンツも、作る前にしっかりと下準備や取材が必要になるコンテンツですが、専門家やその組織内の人間であれば作れなくはないコンテンツです。そういうコンテンツだからこそ、受け手にとっては興味深い、価値のあるコンテンツになり得るとも言えます。

相手、ペルソナがどんな人物かを見極め、相手が求めているコンテンツが一体何かをしっかり見極め、戦略的に準備していければコンテンツマーケティングも、マーケティングオートメーションも自由自在に展開していけると思います。
※私もまだまだ、戦略的にはできていなかったり、準備不足のままコンテンツを作っていたりはするので、自戒を込めて発言しています。

コンテンツをブレさせないための情報共有をしっかりやりましょう。

2人以上の組織体の場合、あるいは1人の個人事業であっても、事業やブランドについての発信内容がブレブレになっていては、「続き物」や「ひとまとまりのコンテンツ」としての意味をなさなくなってきます。

広報担当が入れ替われば言っていることが変わるとか、従業員のSNSアカウントごとにポリシーが相れないものが発信されてしまうとか、経営者と広報担当の発言内容がかみ合っていないとか。ありえないとは思いますが、案外、ありえなくはない現象です。

そのため、トップと広報担当との間でしっかり理念やポリシー、ブランドが目指している方向について認識や言葉のすり合わせをしておくことが大事になってきます。また、広報担当に伝えるだけではなく、その先にいる現場の従業員にもトップの言葉や組織の理念を浸透させておくことも重要です。

広報というきっかけを使って、上から下まで同じ理念、同じ方向を向いて事業を展開していく。一枚岩として、姿勢もポリシーもブラさずに行動していくことが、コンテンツの内容や発信する姿勢にも現れてきたりもするので、ぜひトップダウン、またボトムアップの情報の流れを意識して作り出すことがコンテンツマーケティングでは重要になってくるのかなと思います。

広報やコンテンツ作りというものを軽視しないで、組織全体でバックアップするつもりでの環境づくり、意識改革も同時に進めていただけると取り組みやすいのかなと思います。

ここまでのことをまとめると、

発信しやすいものを作るのではなく、受け取りやすいものを発信すべし

ビジネスブログ、オウンドメディアとして情報発信をしていくつもりなら、受け手に主導権があるということ、無計画にコンテンツを作らないことを意識していただけると、取り組みを続けていきやすいのかなと思います。私も、取り組みを見直していこうと思います。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2016.10.10

2016.10.10

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