「変革のサポート」が主な業務になりつつある

2017.01.29

「結局、何をやっている人なのか」という部分を、少しずつ小分けにしながらまとめていってみる。

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オーダーはいつも「HPを作りたい」

大学を卒業してから1年後に、いわゆるコーディングやCMSの構築に関して学び始め、2013年に完全に一人でやり始めた頃から、注文は常に「HPを作りたい」だった。1ページだけ組み上げてみたり、データの流し込みだけをサポートしたり、デザインをもらってコーディングや構築の部分をサポートしたり、「作りたい」にフォーカスが当たっていた下請け、孫請け案件をこなしていたけれども、最近はそのニュアンスがだいぶ変わってきた気がする。

確かに作るべきなのはHPやWebサイトなのだけれども、とどのつまり「HPを作らなければならない事情」は大抵、「今までのやり方では儲からないから、新しいことをしたい」だったりする。もちろん、その手段として「HPを作れば上手くいく」ケースもゼロではないし、多少なりとも効果が出る可能性もなくはないけれども、身近にお声掛けを頂くお客様の場合だと、それだけでは間に合わない、物足りないケースが多いような気がする。なんとも、難しい話だけれども。

「HPを作りたい」と言いながら、実質は「利益を上げたい」。要望が上手くまとまり切らず、予算も潤沢にないお客様ほど、その願いは痛切だ。マーケティングの分析や、自社の見せ方すら埃をかぶっているケースも少なくはない。的確な注文がなければ、的確な結果を出すことはできないのだけれども、なんとかしてあげなくてはお互いにWin-Winにならない事情もあったりするので、結局はひと肌もふた肌も脱いで金額以上の仕事に奔走する、というのが最近の仕事(?)だろうか。

Web上で「仮説検証」を繰り返しながら、コアの部分も探りに行く

一縷の望みをかけて「HPを作りたい」とお話を頂くのだけれども、「作ったことがない」場合や「何を作ればいいかわからない」場合、まずは「たたき台を作って、形を見せる」ところからやらなければ、要望が出て来にくい。ペーパープロトタイピング的に、紙の上でやってみせたり、ワイヤーフレームやモックアップ、デザインカンプを作って要望を絞り込んでいく手法もあるのだろうけど、自社ではデザインを外注することもあって、いきなり仮のコンテンツも入ったCMSを作ってしまって、回答をいただく方向でやりとりする。

シャープな要望が出てこないことも多く、こちら側の想像力をかなり駆使しながらたたき台を作ってみては、折り返しの意見を取り込んでゴールを目指すという、これまた面倒な方法を選んでいる。こちらがベストだと思うものに対し、足りない分を保管してもらう方が話が早い、臨機応変に対応しなくてもいいという利点の方が大きかったりするのだけれども。

デザイン的な話をする前に、そもそも「その情報設計」が響くのか、策を弄さずにリリースするとどの程度の流入があるのか、どんなケースで流入してくるのかを拾いあげるために、見栄やプライドは脇に置いてもらって本公開してもらう。よっぽどのミスがない限り、誰も気にしないし、データを取るために早めに動かした方がメリットが大きいからだ。

ここで、 フェイスブックやTwitterといったSNS、ブログも使いながら、「どういうコンテンツなら反応してもらえるのか」、世間の反応もしっかり見ていきながら、「今の時代に反応があるもの」をきちんと実証データを得ながら探っていく。最初の仮説、想定したペルソナやシナリオが当たっているかどうかも、この段階でよくよく検証していく、というのも重要な仕事ではある。

そうやって、データを取りながら、時にコンバージョンを得ながら、必要最小限で「当たる」ものを探っておいて、売上に寄与するところまで持ってきてから、満足に取り組めていないマーケティング的な分析、ブランディング的な課題を一緒に解決する、という取り組みに入っていく。

変わっていく時代に対して、「変えていいこと」と「変えてはいけないこと」とをしっかり探り、変えていいことは思い切って捨てる、壊す、壊しても大丈夫だというのを二人三脚で示しながら未来を目指そう、というのが業務の全体像だろうか。「どう表現すれば反応があるのか」を探りつつ、「残すべきもの」を今風に表現しなおして、生き残る企業へ変えていく。「HPを作りたい」というオーダーからすれば、相当はみ出た仕事ではあるもの、そこまでやらなければ作ったHPは役目を果たさずに消えていくのだから、仕方がない。

一気に変えない。確かめながら壊していく

一気に全部を変えるリニューアルになってしまうと、不確定要素の大きい手になってしまって「想定外」の結果に陥りやすい。プロジェクト自体は後戻りできたとしても、時間を含むリソースは取り返しのつかないことになってしまうし、受注側も発注側にも十分なマネジメント系人材がいないと、お互いに博打を打つ形になりがちな気もする。変革があれば必ず余波の揺り戻しが起こるし、大きく変えた後の大きな揺り戻しに対応するというのも、余裕がなければ難しい。単純に、ただただ「怖い」というのもある。

机上の空論、空想に基づいた「たられば」な変革をやるよりは、現実的に「ちょっと頑張ったらいいこと」を積み重ねて、「結果的な大変革」を目指した方が、全体的に安全安心な運用ができるんじゃないだろうか。実際、「勝ちに行く戦略」を取るよりも、「負けない戦略」を取る方が得意、穴を埋めて底上げする方が得意だというのもあって、「新しいメディアサイトを立ち上げて、テコ入れしながら底上げ、後日差し替えでリニューアル」みたいなスタイルに辿り着いた、ということもあったりする。

グロースハック x ビジョナリーなコンサルティング

結局、お約束できるのは「HP制作」だけなので、「HPを作る費用」や「HPを保守運用する費用」で業務を提供していたりはするけれども、コンサルティングの確度が上がってきても、基本的には「HP制作」というところから大きくはみ出していくことはないように思う。これからも、ミニマムのリソースで、色んな人を変革させるお手伝いをさせてもらえればと思います。

変わっていく世の中、変わらざるを得ない瞬間が必ずやってきます。仮面ライターとともに、未来へ生き延びるための安全なイノベーション、してみませんか?

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2017.01.29

2017.01.29

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