「人の話を聞けない」から自分の頭で考える

2017.02.16

「結局、何をやってる人なのか」第七弾。マイペースなスロースターター、臨機応変も人の話も聞かないからこそ「できそうなこと」を考えてみる。

この記事は 約 5 分で読めます。

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※この記事の前半は、概念的な話が多いかもしれません。あらかじめ、ご了承ください。

マイペースなのは、「内に秘めた自分」を安全に使いたいから

マイペースなのも、人の話を聞かないのも、臨機応変が苦手なのも、妙な怖さを自分の内に感じているから。安全とは言い難い感情の塊が押し込められていて、カッとなるとすぐに全部が出てきてしまうイメージを持っている。

行動のエネルギーになる感情を、たっぷり持っているというのはいいことだとも思う。しかし、負の感情や強すぎる衝動は、暴力や獣性にも繋がる。「取扱注意」の燃料を自分の中に抱えたまま生きている。サイコパスやソシオパスとは言わないものの、そういう「危うさ」や「闇落ち」に通じる要素は、多分ゼロにはならない。

知的好奇心の赴くままに、知性や理性を高めれば高めるほど、感じとる力も高まるし、危険な感情のきっかけも大量に浴びることができる。感情をキックするセンサー、感受性も鈍い方なら良かったのだけれども、高め続ける想像力も相まって、高まる一方。歯止めをかけてしまうと、物書きとしても、Web屋さんとしても死んでしまうから、それもできない。

三人兄弟、姉と妹に挟まれた真ん中で人を観察しながら生きてきたことも、転勤族でコミュニティの力関係を把握しながら生きてきたことも、大量の物語に触れながら生きてきたことも。光を強くすると同時に闇も深くしてきた、気がしている。

もっとも、この「エネルギー」を沢山持っていることや、すぐに着火できることは必ずしもデメリットであるとは思っていない。うまく使うことさえできれば、他の人とは違う武器になり得る。だから、安全に、慎重に使うべく、マイペースを保つようにしているのだ、と頭では考えてみる。

「臨機応変を避ける」のも、「人の話を聞かない」のも、安全に力を使うため

エネルギー、想像力や創造力、あるいは考える力など。全ての源である「内に秘めた自分」を檻の中に閉じ込めたまま、力だけを安全に使おうと思えば、慎重にコントロールしたいという気持ちがある。「安全に使える領域」を保ちながら、「安全に使える状況」も保つ必要がある。変に爆発力があるからこそ、妙なきっかけで着火させてしまえば、ただの暴力に繋がる。それを避けるために、他から揺さぶられる機会を取り除こうとしているような気がしている。

だから、「臨機応変」で気持ちも含めて横から意図しない変更を求められるのも避けたいし、人の話を素直に聞いて、納得も不十分なまま、自分の頭で考えることなく乗せられるのも、避けたい。どこかで破綻が起きて暴発するよりは、安全に力を出す方法を探った方がいい、と思い込みに近い考えを有している、というのがこのお話の前振り。

「人の話を聞けない」から「自分の頭で組み立て直す」

ようやく、本題。人の話を聞けない理由、マイペースな理由を違う言い方をすれば、「闇落ちしないため」。それを避けつつ、世間と関わっていくために導き出したのが、「自分の頭で構築し直す」。色んな業界、色んな状況、色んなコミュニティの人間模様。全てを「人から聞いたまま」処理するのではなく、自分が考えたい方向に考え直して、新しい物語、理解を用意するようにしている。

常に、自分の頭で考える。もたらされた「解決して欲しい問題」すら、「本当に解くべき問題かどうか」を考えるところからやり直す。大前提となる部分も、納得しなければ臨機応変を迫られると、自分なりに情報収集をかけるところや仮説を組み立てるところから始めるようにしている。

そして、自分の頭で考えて、自分なりの見え方で、自分にしか見つけられなかった(可能性のある)答えを見出す。あるいは、「本当に解くべき問題」を導き出す。これが、イノベーションでなくて、なんだろう?

人の話をそのまま聞くことができず、自分なりの仮説を組み立てて、世間に合わせて動くやり方しかできない。だからこそ、新しい見方や新しい繋がりを、独自に作ってしまう。それを認められないという人と仕事をしてしまっても、自分の良さは多分活かせない。

独自に見出したイノベーションを、マイペースに成し遂げる

自分だけの見方で、自分だけの繋がりを見つけて、自分だけのイノベーションを考えてみる。それを実現できるのは、仲間の協力を得たとしても、自分しかいない。最後まで成し遂げて、新しさゆえの弱さを克服するまで面倒を見るには、最後までマイペースにやり抜くしかない。時間がかかるやり方、臨機応変が入る余地がないくらい、独自のやり方を貫いて、背中で納得させるしかない。

日本の社会では中々生きにくい人間だろうなと思いつつ、それしかできないのだから、アウトローなりにやれることをやるしかないのだなとも思ったり。

仮面ライターが関われば、どんな仕事も必ずイノベーティブになる。それも、覚えておいていただきたいことかもしれません……。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2017.02.16

2017.02.16

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