「新しいこと」を形にする。そのお手伝いが専門領域かもしれない

2017.03.09

最近の読書や、日々の業務や行動を通じて感じること、思ったことをきっかけにまとまらないなりに考えを出してみる。

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捨てるために、作る。それを繰り返している気がする

文章だろうと、Webサイトだろうと、動画の編集だろうと。「作って欲しいもの」が明確にあるものや、「指示書」がハッキリしているものに関わることが減り、その対極にある案件が増えてきた。「何を作ればいいかわからないけど、新しいことをやりたい」とか、「断片はあるのだけれども、どうまとめればいいか分からない」とか。全くのゼロから、あるいは「ぼんやりと考えていること」をベースにしながら、相応の想像力と創造力とを持ち出して、「形を与えてみて考えてもらう」とか「作っては壊す」とかを繰り返している、ような気がする。

本当は、そこまでやらなくてもいいんだとも思う。「作っては壊す」にしたって、「最初に長考して作り込んだ9割を捨てる」のは普通に考えれば、無駄だろう。ワイヤーフレームやら、簡素なネームやら絵コンテやら企画書やら。サッと大枠を作って、段々精度を上げていけば、「捨てる」や「選ぶ」が入ったとしても、無駄になるものは減らせる。

でも、それで「新しいこと」を上手く形にできる人は、多くはないような気もしている。エビデンスというほどのものはなく、ほとんど肌感覚だけれども、「完成形を想起できる人」や「完成に至るまでの手順や、段取りが分かっている人」、あるいはそういうことに対して「時間やコストを割ける」もしくは「面倒くさいと思わない人」でないと、難しい気がする。「簡素な叩き台から、時間をかけて作っていく」のを万人に求めるのは無理なのでは?

「本当は新しいことをやりたい人」や「未知の可能性が沢山あること」ほど、「やりかた」や「諸事情」のせいで諦めてしまっている。そういうケースや機会が、沢山埋もれているような……。

「時間がない」や「材料を用意するのが面倒くさい」や「予算がない」、「担当できる人材がいない」とか。そういう場面で、「(それでも)形にならないと分からない」とか「何を伝えればいいのか分からない」に答えながら、「本当に欲しい(新しい)もの」を形にしてみる。「想像力を駆使して最初に長考、じっくり作り込んだもので相応の反応や欲求を引き出す」を繰り返して、相手の想像力を刺激して、アウトプットや行動をフォローしていく。二人三脚で、一人では見つけられなかった未来を現実にする。

ただただ、面倒くさい。時間もかかる。無駄も多いし、利潤も多くはないやり方だろうけど、その分ライバルは少ないだろうし、自分の特性から見れば向いているような気もする。今までも、半ば無意識にやってきた気がするけれども、専門領域を絞るとすればその辺なんだろうな、という気もし始めた。

「作るもの」にこだわらない。「作ること」にこだわりたい。

Web屋さんを何年かやってきて、時々たまるフラストレーションの一つが、「作るべきはそれじゃない」。もしくは「そんな伝えかたでは伝わらない」。「納品」がゴールで「作って欲しいこと」に答えるのが仕事なら、その辺にも目をつぶってやるべきことをやるのがいいのだろうけど、そのやり方には向いていないというのが、段々分かってきた。

短期的なつながりで、「納品」や「作ること」を繰り返して日銭を稼ぐのも、別にやりたいことじゃない。「本当に必要なもの」を作りたいし、「最後まで届けること」にも責任を持ちたいし。そこの責務を果たすから、お金をいただくというのをささやかな矜持にもしたいし。

沢山の人と出会いたいし、色んな人と仲良くなりたいし。色んな場所へ行ってみたいし、様々な業界のことを知りたいし。そういう意味では、「特定の誰か」と関係性を築いていく、その関係性を築く理由を「経済性で担保」する方が、やりたいことなんだろうな、と。長い関係性、長い関わりこそ求めているし、安定してきちんと役に立つもの、壮大なものをお届けするということにこそ、コミットしたい。

そうすると、長い時間お付き合いしながら、作ることも考えることもお手伝いしていく形がいいのではないか、というのがここ最近考え始めたこと。エッジの効いたデザインはできないし、作り込んだシステムも構築できないけれども、それ以外なら何となく作れるし、戦略を立てて相手の反応を考えた情報伝達も多少は心得ているつもりだし。何より、「ゲーム屋さん」を目指していたから「(情報に接して)いかに気持ち良く楽しんでもらうか、いかに気持ち良く楽しませるか」というのも、常に気にはしている。

作るものは限定しないし、一緒に作るものも際限なくお付き合いするのだけれども、その極限は「その会社」であり「そのブランド」であり「その文化」や「顧客のコミュニティ」。目に見えないものも作るために、粉骨砕身したいという想いもある。そういう部分まで手がけさせてもらうためには、やはり「長いお付き合い」や「実績を出し続ける関係性」がないとダメなんだろうな、とも思うし。

「時間をかけないと作れないもの」、あるいは「やりたいんだけれど、ぼんやりしたもの」、「想像すらしていなかったもの」を作るために、関係性を作って、対話していく。Bespokeしながら、テーラーメイドしていく。「ものを作る」より「作ること」に価値を見出してもらう。そこを楽しんでもらう。そういうサービスをやりたかったんだなぁ、というのを改めて書いてみる。

「定額制」で長く関わりたい

しっかりと「顧問料」を取りたいのは本音。だけれども、本当にお手伝いをしたい人たちは、「そこまでの予算はない」人たちな気がしている。単純な理由で安くするつもりもないけれども、だからと言って「お金」を理由に門前払いもしたくない。そうかといって、「案件ごと」の単価にしてしまうと、「納品しない」スタイルだといつまでもお金が発生しないし、時間をかければかけるほどシンドくなる。それも、やりたいことじゃない。

だから、「お互いに無理のない関係性」を探りたい、というのが本音の本音。「1ヶ月ずーっと常駐」は無理でも、「月1回」や「週1回」とか「月10時間」とか。訪問して相談する時間だったり、作るものの量の問題を調整して、お互いにシンドくもなく、結果も出していけそうな価格帯とサービスとを考えたい。

きっかけは、どんなお困りごとでも構わない。SNSを含めた広報の代行でも構わないし、新しいWebサイトの構築でも構わないし、既存サイトのテコ入れでも構わない。動画や文章を使った広告や、マーケティングのサポートでもいいし、単純に「考えを整理したい」でも構わない。そういうところから、「仮面ライターっていいな」とか「そばにいてもらえると助かる」とか、そう思ってもらえば十分で。そこから、「長いお付き合い」をするのかどうかも検討してもらえると非常に嬉しい。

月々の定額料金をいただきながら、無理なくお客様のビジネスを底上げしていく。あるいは新しいことを着実に形にしていく。面倒くさいから放置していたことも、代わりにやっていく。そうやって、Win-Win(-Win)の関係を作っていければいいなと思っています。

何となくまとまらないですが、とりあえずこんな感じで……。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2017.03.09

2017.03.09

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