「どう書けばいいか分からない(記事の書き方編)」に応えてみる

2017.05.10

「作文や小論文がどうも苦手で」という方へ。あるいは、ブログを書きたいんだけど、まとめ方が分からないという方へ。少しでもヒントになればと思い、仮面ライター流のヒントを書いてみる。

この記事は 約 8 分で読めます。

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「書きたいんだけどまとめられない」という方へ

「書く」ことに苦手意識を覚えていたり、「書くには書くんだけど最後まで書けない」という方。それでも「書いてみよう」と思っている方のヒントが出せればというところで、ネタ出し編に引き続き、仮面ライター流の考えをまとめてみます。

大前提「いきなり書かない」

苦手だけれども、「さぁ、書こう」と思われた方。そのまま、何にもなしにペンを握る、あるいはブログの更新画面を開こうとするのは、お待ちください。設計もなしにいきなり書くと、ただただ時間がかかるばかりでなく、何を書けばよかったのか、どう着地すればよかったのか、迷子になって行き詰まります。

なぜそうなるのか。「考えながら書く」からです。「書く」とどうしても、小さなインプットとアウトプットが発生します。自分の考えたことが具体的になって、文字になるとまたそれを材料に抽象、具体問わず、思考が進みます。でも、「考えながら書く」と、「今書いたばかりの文章」も気に入らなくなって、消したくなります。書いては消し、決しては書いて。この無限ループに陥り、「結局、何を書きたかったっけ」と息切れしてしまいます。

仮にここまでを10分ぐらいで終えられていればいいですが、2時間なり3時間なりかかっていたとすると、「あれだけ時間をかけたのに、結局何も書けていない」、「書かなきゃよかった」となって、せっかく書こうとしていた気持ちも萎えてしまいます。これではもったいないですね。せっかく書こうと思ったのに。あるいは、書こうと思えるネタを思いついたのに。

これを防ぐには、「考える」と「書く」とをできる限りわけること。これに尽きます。「考える」と「書く」とは、ブレインストーミングでいうところの「発散」と「収束」と、二つの属性を持っています。思考を広げてしまう方向と、思考を絞り込んで断定していく、固めていく方向と、まったく違う方向性の思考が走っていまいます。書き慣れている方なら、ある程度は問題ないですが、「書くのが苦手」という方は、恐らくこれが原因で息切れします。

「(出来うる限り)考えながら書かない」。計画と実行とを完全に切り離せないように、完全な「考えながら書かない」は出来ませんが、「(出来うる限り)考えながら書かない」、あるいは「思いついたとしても、いきなり書かない」ようにするだけで、ある程度描けるようになります。考えると書くとを切り分けるためにはどうするか。「事前に考える」、「事前に書く方向性(=構造)を決める」が一番簡単な答えでしょうか。

また、もう一つの大前提としては、1記事1目的。1つの記事で2つ以上の目的を果たそうとしないこと。伝えたいことは1つだけにする。1つだけにするから、シンプルに伝わりやすい内容に組み立てることができます。着地点を複数にしてしまうのも、書けなくなる、迷う理由の一つ。読み手のためにも、絶対に混ぜないことが肝心です。伝えたいことをサポートするサブテーマなら、2つ〜3つぐらいはセーフでしょうか。

書くための構造、基本は「起承転結」

Webライティングだなんだ、コピーライティングだなんだ、色んな書籍が出ていますが、ブログの書き方は基本的に「起承転結」でいいと思っています。正確には、「枕(話)+起承転結」。この構造で、問題ないです。新聞記事のように逆ピラミッド(結論が最初)のスタイル、いわゆる「PREP法」(結論、根拠、各論、結論)でも、考えることは一緒で組み方の順番が変わるだけなので、以下のことを考えてみてください。

Q1.伝えたいこと、主張したいことは何ですか?

もし、あなた(=書き手)に特別に主張したいことがないのなら、そもそもブログを書く理由がありません。あるいは、独自性を訴える必要がありません。あなたの主張、読み手の常識をひっくり返すような驚きの事実はなんでしょう? まず、これを固めましょう。

ここの衝撃度合いを大きくするために、念入りに前振りを作っていくのが「起承転結」の形です。「PREP法」は最初に衝撃をぶつけて、「その根拠は」と続けていく形になります。

あなた、すなわち「筆者」の主張は何ですか? また、それを支える理由、根拠は何ですか? まず、これを明らかにしましょう。

Q2.「Q1の答え」に対する世間一般のイメージは何ですか?

衝撃なく伝えても、伝わらないので最初の答えの真逆、あるいは読み手の常識をひっくり返すために、どんなことが当たり前だと思っていそうかを考えていきます。「Q1の答え」がズドンと響くためには、どんな落差を作ればいいでしょう? 「Q1の答え」と真逆の考え方、常識ってなんでしょう? あるいはどんなことを常識と思っていそうですか?

ここは、意外性がないぐらいがベターです。「ちょっとした期待感」を持たせられるといいですが、ここから「脅かすよ」と言われすぎると、一番伝えたいことが霞んでしまう、あるいは身構えた上に主張をぶつけることになってしまって効果が半減します。相手が飲み込みやすい話を用意してあげて、自分の話へ入ってきてもらうための餌に使いましょう。

Q3.「Q2の答え」から「Q1の答え」へ導くための、小ステップを2〜4つ用意してください。

「Q2の答え」がアトラクションの入り口、「Q1の答え」が一種の罠、目玉の仕掛けになります。Q1の答えに向けて、読み手の意識を導くためには、どんな話題を用意すればいいかを考えましょう。PREP法でいけば、根拠の一つずつ、あるいは主張についての詳細を2〜4つぐらいに分けて列挙するイメージ、「起承転結」の形でいけば、「Q1の答え」=「転」の大どんでん返しを予感させる、「小さな話題」あたりでしょうか。

「Q2の答え」=「起」からいきなり、「転」に行ってしまうと衝撃度合いは大きくなりませんし、罠にも引っかかってくれません。あなたの話題を信じてもらう、より深く食いつかせるための話題を多くても4つぐらいで用意してみてください。ベターは3つでしょうか。

小さな知的興奮を覚えてもらうという意味では、業界の新しい常識とか、あまり広まっていない知識を織り交ぜていくと、「この人の話は信頼に値する」とか「面白い話をしてくれる」と思ってもらえます。ただ、「転」の一番大事な部分は出さないようにしてください。

Q4.「まとめ」と「読んだ結果、動いて欲しいこと」は何ですか?

PREP法のスタイルだと、ここは迷いませんね。Q1の答えと同じで問題ないです。「起承転結」で考えてきたなら、読み手は「転」で大きな衝撃を受けています。改めて、何を言いたかったかを優しく伝えてあげてください。(=「転」は遠慮がいらないので、思い切り強い表現でOKです)

最後まで読んだという余韻を、しっかり味わってもらいましょう。読んだ後のケアとして、持って帰ってもらいたいもの、結論をしっかり出口で渡してあげるイメージでしょうか。

「楽しんでもらうだけ」ならそれでいいのですが、記事の最後に「読んだ後にとって欲しい行動」、いわゆる「コールトゥアクション」という奴も書くようにしてください。お問い合わせをして欲しいのか、記事をシェアして欲しいのか、電話をして欲しいのか、フォローをして欲しいのか。「楽しかったでしょう、よかったら〜してね」を忘れずに。アトラクションの出口、あるいはテーマパークの出口に売店があるのと同じです。ここは遠慮なく、商売っ気たっぷりに行きましょう。

Q5.「Q2の答え」に繋がる、前振りは?

いわゆる枕話、世間話的な部分を冒頭に用意しておくと、最後までスムーズに持って行きやすいです。「起」にその役割を担わせることもできますが、できれば「起」は本編として扱っていただきたいので、枕は枕、前振りは前振り、前座は前座で別に用意してあげる方が効果が高いかと思います。

メールを出すときも、手紙を書くときも、誰かと会って話をするときも、同じです。いきなり本題に入るより、アイスブレイクや挨拶を挟むかと思うので、ブログを書くときも前振りをきちんと取られた方が良いかと思います。無関係な前振りも効果が半減しますし、世間の話題や季節の話を無視しすぎるのも効果が悪いので、きちんと読み手のこと、世間との関係性を考えた枕を考えてください。

あとは、並べ替えるだけ。

起承転結なら、Q5の答え→Q2→Q3→Q1→Q4。PREP法なら、Q5の答え→Q2→Q1(ここでQ2もアリ?)→Q3→Q4。このとき、Q2はあんまり長くない方がいいですね。世間話をして、「一般的な認識」→「でも、主張したいのは」か、「主張したいのは、こういうこと」で「一般的には〜ですが」と各論に行くか。読み手の立場に立ちながら、組み立ててみてください。

「どう書けばいいか分からない」という方でも、こんな形で考えをメモしていけば、ある程度の形にはかけるかと思います。国語の作文や小論文とは違うので、各要素ごとに書いてそのまま並べるだけでも十分だと思います。

まず、形にしてみる。まず、書いてみる。まず、読める形にする。それから、後でブラッシュアップする。「上手く書く」のは後で考えればいいかと思うので、まずは「書く」。「型通りに書いてみる」ことをおススメします。

それでも上手くいかない、上手く書けないという方、お手伝いしますのでお気軽にお問い合わせください。全力でサポートします。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2017.05.10

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