情報の代謝をサポートしたい

2017.05.16

Webサイトやブログ、SNSの制作だけじゃなく、運用にこだわる理由。アウトプットや言語化にこだわる理由を、整理してみる。

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Webの利点は、反応が見えること

Webサイトの新規立ち上げだろうと、リニューアルだろうと、ブログの更新だろうと、SNSの更新だろうと。全てのアクションに対して、どんな反応が返ってくるか。リアクションが色んな形で計測しやすいのが、WebやITの最大の利点。印刷物やマスコミを利用した宣伝や広報の方が広がる力としては大きいだろうけど、反応の良し悪しを繰り返し試行錯誤するには、Webを活用するのが最もお手軽。

コストも抑えやすいし、狙いも絞りやすい。即時性も高く、欲しい情報を短期間に回収しやすい。少ないリソースで最も高いパターンを見出すには、これ以上ありがたいツールはそうそう無い。もちろん、作り込む時間が掛かるもので実験しようとすれば、それ相応のタイムラグが出てしまうから、できるだけパッと用意できて、パッと確かめられるもので試行錯誤をしたいところだ。

そこで、ブログやSNSの運用を軸にしませんか、とお伝えしている。イメージ画像を適当に用意する、適当に文章を書けば済むぐらいであれば、何日もコストをかけずに済むし、中身を少し変えればどういう反応が返ってくるかも探りやすい。いつプッシュするか、どういうキーワードを埋め込むか、どういう狙いを検証するのかも、絞り込みやすい。調整を効かせながら、仮説検証をするのには一番いい道具じゃ無いかと考えている。

確かに、母数を確保して早めに勝ちパターンを見出したいだろうけど、それでは本当に狙った反応は見つけられないし、相手主導の当たりばかりを追いかけることにもなってしまう。自分たちの打ち出したいことと、相手や世間が求めていることのすり合わせ、一致点の中で最大限に効果のある領域、あるいは見せ方を探っていくというスタンスでなければ、求める環境は構築できない。

求めたい売上をあげるため、手に取って欲しい人に届けるため、自分たちの届けたいものを大事にするために、Webサイトやブログ、SNSというものを上手く使っていただければと考えている。

「情報の代謝」とその反応をワンセットでしっかり見ていく

食べ物や筋肉と同じように、「情報」も出し入れしないと身体に悪いと思っている。インプットしたら、アウトプットする。作ったら壊す。壊したら作る。インプットしたら、そのまま溜め込んでおけばいいと思うかもしれない。目に見えない情報なら、そのままずーっと保管しておけ、と。でも、流れ込む川しかない淀んだ池や湖がどうなるかを想像してみて欲しい。水はどんどん腐っていく。

インプット一辺倒は、良くないことが起こりやすい。アウトプットのない学習は定着しないし、インプットしただけの知識で活用したことのないものは、役に立たない。いつまでも代謝の起こらない組織、壊せない細胞はガン化していく。情報も同じじゃないだろうか。物や状態の変化、あるいは感情をはじめとする想いや思考の変化が情報だとすると、それをそのまま溜め込みっぱなしにすることが正しいだろうか?

劣化しないからと、押入れにしまい込むように情報を押し込んで、時間が経ってから取り出す。果たして役に立つだろうか? 大事に握りめておくよりは、常に稼働させて新しい状態にしておく、錆びつかせないことの方がより重要ではないだろうか。データを置いて置く場所もコストはかかりにくいとはいえタダではないし、それが感情や想いを伴う物語であれば、頭の中で迷いを生じる元になる。

定期的に外に吐き出していかないと、洗練も起こらない。埃をかぶった情報ばかりを溜め込んだ頭が、果たして健全と言えるだろうか。そういった事態を防いで、迷いや悩みを減らして見通しを良くするためにも、情報にも「代謝」という考え方が必要だと思っています。

特に、「自分のことは自分で分からない」もの。自分のことを知ろうと思えば、必ず自分の外に出さないと見えません。自分が何を大事にしていて、何を考えているのかなんて、文字にしてアウトプットしてみないとボンヤリとした想いしかつかめないです。ましてや、それを他人がどう思うか、どう受け止めてくれるかというリアクションも見ていかないと、自分の立ち位置が見えなくなります。

自分勝手にやっていればいい趣味や、アートであれば、相手の反応を無視して突き進めばいいですが、ビジネスであれば受け止めてくれる相手、振り向いてくれる相手がいなければ、成り立ちませんよね? 「新しすぎるから世間の大多数にはわからない」としても、特定の誰かに振り向いてもらえないようであれば、どれだけいいものであっても、日の目をみることはありません。

自分の濃い想いを、受け止めてもらえることを前提にアウトプットしてみる。その反応を見てみて、受け入れてもらえるのかも検証してみる。そしてそもそも、自分は何を考えていたのかを洗練させていく。自分が理解するためにアウトプットするというのも、大事な行為。

そうやって、情報のインアウトと繰り返していく。相手の反応、世間の反応を確かめていく。これを繰り返すことで頭の中で考えていることと、世間へのアウトプットとのズレがだんだん減り始めるので、それはそれで身につけていきたい要素だ。

組織なら、「情報の代謝」はより重要になってくる

もし、経営者と現場のように「考える部隊」と「実働部隊」とを違う人が担うような組織であれば、情報の行き来を活発化させておくことが、組織全体のまとまりを強化するために必要不可欠になってくる。ダメになる組織の大半が、組織内での情報の行き来が一方通行だけになっていることが多い。小さくても強い組織は、「情報」を軽視していない。

「考える部隊」から「実働部隊」へ。あるいはその逆へ。考えていること、あるいは得られたリアクションがお互いに伝えられている状態。情報がどちらにも行き来する環境が構築できている部隊、素直にその情報を受け止められる組織になっていれば、生き残りには有利だし、そもそも人材の教育や定着、事業継承の問題なんかも生じにくい。

いたずらに何でもかんでも文書化する、書面化することを第一にして組織全体の意思決定を遅くするためではなく、お互いに何を考えているのかをしっかり知って、全体の動きを活性化させるために明確にしておく。あるいは、それを握る扇の要を間においておく。組織内の情報を司る情報局をしっかり作って、上と下とを繋いであげる。ミドルマネジメント、No.2の存在があるか否かが、組織全体の展開力を決めていく。

組織全体の「情報の代謝」を高めるために、ブログやWebサイトを活用する。ビジネスに組み込んだ反応を確かめていく。世間がどういう反応を示すかというレーダーとしても使いながら、上から下、あるいは下から上。中から外、外から中への情報の流れを作って風通しを良くしていく。風通りが良くなった分、各人がどう動けばいいかがはっきりしてくるはず。どういう思いで、どういう狙いで、今どういう段階で動いているのかも文字になっているから、曖昧さは排除される状態。そこまでやれば、組織は活発化するし、拡大していく。

No.2がスポークスマン、広報を担当するのもそういう事情から。ミドルマネジメントが情報局を兼任する。内外的なイメージを文字にしてコントロールしていく。組織の理念を属人化から切り離し、どういう文化を受け継いでいくかも明文化する。明文化するからこそ、見えない大事なものも伝えやすくなる。

情報の代謝をサポートし、No.2的な機能も果たしていく。あるいはNo.2的な機能の重要性を認識していただく。そのために、世間の反応を見ながらアウトプットしていく運用にこだわっていく。あるいは、中長期的に情報の代謝を促していく関係性作り。仮面ライターが担いたいのは、そういう部分。無駄なく求めるものを手に入れていく、自分たちの独自性を殺さずに最大限に発揮していくためにも、情報の代謝をしっかりサポートできる人でありたいと考えている。

サポート、フォローをお求めの方がいらっしゃいましたら、仮面ライターまでお気軽にお問い合わせください。

執筆者プロフィール

長谷川雄治(はせがわ・ゆうじ)

物書きな作れるWebコンサルタント。
HTML/CSSのマークアップやWordPressのカスタマイズ案件を経験し、サービス構築やブランディング、サイト設計や戦略プランニング、各種原稿、書類作成まで担う。
独自色の強いコンテンツマーケティングの人という立ち位置も見出だしつつあり、不足しているものを補うべく、日々実践中。

2017.05.16

2017.05.16

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